江戸時代(1603~1867)
享保小判(きょうほうこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 500,000〜999,999円 | |
時代背景 | 正徳4年 / 1714年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
享保小判とは、元禄小判の登場以降、品位の低くなった小判を、高品位の慶長小判と同程度まで高めるという目的を持ち鋳造された小判です。
しかし、材料として元禄小判や宝永小判を用いたため、貨幣の流通量が下がり、インフレからデフレに経済が傾き、庶民に打撃を与える結果となりました。
享保小判の金含有量は86%ですから、K20相当の金貨ということになりますが、その価値は貴金属として以上のものです。
取引価格は状態の良いもので60万円であり、古銭買い取りにおいてもかなり良い値がつく小判です。
慶長小判(けいちょうこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 慶長6年 / 1601年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
慶長小判とは、関ヶ原の戦いの翌年、慶長6年に鋳造されたとされる小判です。
江戸幕府の歴史と共に誕生した小判というわけですが、この小判は江戸時代に鋳造された小判の中でも大型で、金の純度の高い立派な物でした。
表面に刻まれているござ目には数種類あり、それによって鋳造時期を知ることができます。
慶長小判はコレクターの間でも非常に人気のある小判です。
お売りになる際には、しっかりと査定できる古銭買取専門店に査定してもらえると安心です。
[古寛永] 浅草銭(あさくさせん)
浅草銭とは、寛永13年に、浅草橋場に銭座が設置されてから鋳造されるようになった寛永通宝で、御蔵銭(おくらせん)とも呼ばれています。
多種多様な種類が存在する寛永通宝の中でも、とくに浅草銭は、その書体の多様さから「志津磨百手」とも呼ばれるほどで、その価値は、素人にはとても判断できるものではありません。
1枚ごとに異なるとも言われています。
ですから、もしも浅草銭を換金したいと考えるなら、古銭を専門に買取してくれるお店に相談することをおすすめします。
二朱銀(にしゅぎん)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 安政6号年 / 1859年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
二朱銀とは、江戸時代に鋳造された長方形の銀貨です。
とくに二朱銀と表面に書かれている安政二朱銀の鋳造目的は、横浜港での貿易取引においてドル通貨へ引き換えるためでしたが、この銀貨はアメリカに受け入れられず、二朱銀が実際に通用していた期間は22日間と非常に短いものでした。
鋳造自体も4カ月で終了となりましたので、古銭としても希少価値の高い物となっています。
二朱銀の換金をお考えの際には、専門家の目利き次第では高い価値の可能性もありますので、まずは古銭専門の買取業者へ査定依頼してみましょう。
安政一朱銀(あんせいいっしゅぎん)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 嘉永6年 / 1853年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
一朱銀とは、江戸時代から明治にかけて鋳造され、流通していた長方形の銀貨です。
文政南鐐一朱銀以外の物には、表面に「一朱銀」、裏面に「定 銀座 常是」の文字が記されています。
一朱銀は、書体による分類が非常に多く、嘉永一朱銀が35種類、それと同年代に鋳造された安政一朱銀には63種類が存在しています。
それぞれに相場も異なり、希少な物も存在します。
一朱銀の換金の際には、その価値をよく理解している古銭買取のお店をご利用すると良いでしょう。
状態次第では意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もあります。
天保一分銀(てんぽういちぶぎん)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 天保8年 / 1837年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
一分銀とは、江戸時代末期から明治初期に流通していた長方形の銀貨です。
天保8年から明治2年までの間に、4種類の一分銀が鋳造されています。
表面には「一分」の文字、背面には「定 銀座 常是」と刻印され、両面ともに、縁を飾るように桜の花の意匠が施されています。
一分銀は、書体などに多くのパターンが存在し、それによって価値が大きく変わります。
信頼のおける古銭買取業者さんに相談することで、より満足のいく結果が得られるかもしれませんので、利用してみると良いでしょう。
真文二分判(しんぶんにぶばん)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 文政元年 / 1818年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金、 銀 |
二分金・二分判とは、江戸時代から明治時代にかけて鋳造された長方形の金貨です。
表面には五三の桐と二分の文字、裏面には金座後藤家初代である「光次」の署名と花押が刻印されています。
一般的に6種類の物が知られていますが、それぞれ書体やサイズで判別が可能です。
二分金・二分判は、貴金属として以上に、古銭として価値の高い物ですから、換金をお考えの際には、目利きのできる鑑定士在籍の古銭買取の専門店にご依頼することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
[新寛永] 文銭(ぶんせん)
もし、あなたの持っている寛永通宝の背面に、「文」と書かれているならば、それは、文銭と呼ばれる物です。
寛文8年に、亀戸で鋳造が開始されたとされています。
裏に「文」の字があることから、文銭(ぶんせん)とも呼ばれていました。
しかし、文銭といっても、それで1種類というわけではなく、その書体などによって多くの種類に分類され、中には20万円を超える価値を持つ物も存在します。
お手元の文銭の換金をお考えならば、古銭の買取を専門にするお店で鑑定してもらうことをおすすめします。
元禄二朱判(げんろくにしゅばん)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 元禄10年 / 1697年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
二朱金・二朱判は、江戸時代に鋳造された、長方形で非常に小型の金貨です。
発行年によって、元禄、天保、万延の3種類がありますが、最後に鋳造された万延二朱判では、重量が元禄二朱判の3分の1程度の0.7グラムほどに小型化していました。
二朱金・二朱判は、小型ではありますが、価値のある古銭です。
換金をされる際には、古銭の買取を専門に行なっている業者に依頼すれば、相場からはずれた価格になることを防ぐことができます。
ぜひ信頼できる鑑定士に査定を依頼することをオススメします。
万延小判(まんえんこばん)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 万延元年 / 1860年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
万延小判(まんえんこばん)とは、江戸時代で最後に鋳造された小判であり、安政小判に次いで鋳造された小判です。
新小判(しんこばん)あるいは雛小判(ひなこばん)とも呼ばれており、裏面に「大吉」と刻印されていたら献上判になります。
万延小判の価値は高く、買取価格は美品で100,000万~200,000万ほどで、献上判は価値が高いものとされています。
本物かどうか価値を調べたい時は、古銭専門の買取業者に相談されることをお勧めいたします。
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