紙
[日華事変軍票]乙号5円(にっかじへんぐんひょう おつごう5えん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和13年 / 1938年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
日華事変軍票は1937年に日華事変が勃発し戦争に突入した際、占領地で駐留する軍の物資調達や支払いのために政府が発行した紙幣のことです。
疑似紙幣で今でいう手形と同じ意味をもちます。
乙号券は日本銀行兌換券の兌換文言に訂正線を引き、加筆したものをさします。
あまり人気がなく、流通量もあるためか数百円から数千円で取引されることが多いようです。
美品でないかぎりは高額の買取は難しいかもしれませんので、売るときは信頼できる鑑定士にお願いして確認したほうが良いでしょう。
[日本銀行券B号]岩倉旧500円
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和26年 / 1950年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
五百円札は日本銀行券のひとつでB券とC券の2種類があります。
表の肖像はどちらも岩倉具視です。
1994年に発行が停止され、五百円硬貨に変わりました。
B券が最初に作られは全体的に茶色ぽく、C券は後から作られ全体的に青みをおびています。
買取価格は流通量が多いためかあまり高価になることはありませんが、数百円から数千円で取引されています。
ただ珍番やエラーがある紙幣は高価になることもあるため、一度チェックしてみることをおすすめします。
[日本銀行券A号]二宮1円(にほんぎんこうけんえーごう にのみや1円)
希少価値 | ★★★★☆ | |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 昭和21年 / 1946年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
[日本銀行兌換券]二宮1円は昭和21年の3月19日に発行が開始され、約12年間発行された紙幣です。
2017年現在も使用可能で、旧5円札や旧10円札もいまだに有効な銀行券とされています。
発行枚数が多かったため価値はさほど高くありません。
大体300円くらいで、買取相場は150円くらいが妥当なところのようです。
ただしプレミア要素がある『珍しい通し番号』『エラープリント』と呼ばれる印刷ミスの紙幣の場合は、買取専門店に出せば当然額面以上で買い取って貰えます。
お手持ちの古紙幣をチェックしてみてはいかがでしょうか。
[日本銀行兌換券] 裏赤200円(にほんぎんこうだかんけん うらあかに200えん)
希少価値 | ★★★★☆ | |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 昭和2 / 1927年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
[日本銀行兌換券]裏赤二百円は昭和2年の昭和金融恐慌の混乱の中で増大する紙幣の需要を賄うために、銀行預金の払い出しに備えて急造された紙幣です。
あまりにも急に作られたため裏面には赤い模様しかなく、そのため「ウラアカ」と呼ばれました。
結局は民衆の手に渡ることはなく死蔵され失効しました。
とにかく流通が少ないことから価値は高く、買取価格は数万円から数十万円と高額で取引されます。
取引の際には信用できる専門家に相談した方がよいでしょう。
[甲号兌換銀行券] 裏猪十円(こうごうだかんぎんこうけん うらいのしし10えん)
希少価値 | ★★★★☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 明治32年 / 1899年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
図案:和気清麿と護王神社、裏に猪あり。銀本位制から金本位制への移行に伴い、同党の金や銀と引き換える兌換券が発行されました。そのひとつが裏猪十円で、肖像になっている和気清麻呂は猪によって難事を救われたとの伝説があり、裏面の猪はこの伝説に基づいて作られています。古紙幣としては非常に人気があり通常でも数万円から十万円程度の買取価格になります。極美品などになると数十万円になることもあるので、慎重に鑑定してもらいましょう。
ちなみに私が買取に利用した「ウルトラバイヤープラス」さんは、古銭の知識が豊富な専門の査定員がいるので安心して査定をしてもらえますよ。
[日本銀行券C号]聖徳太子1万円
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 昭和33年 / 1958年 / | |
素 材 | 紙 |
聖徳太子万円札C号は日本銀行券で最高額の紙幣です。
初の一万円券として発行されると、高度経済成長の一端を担い広まりました。
表には聖徳太子が刻まれ、法隆寺夢殿の透かしがはいっており、C号券とも呼ばれます。
通常は一万円前後で取引されることが多い品ですが、美品や一桁ナンバー、ぞろ目、ミスプリントなどは高額になる可能性もあります。
保存状態が良ければ、数万円から数十万円の価値になることもありますので、気になるのであれば、専門家にみてもらうと良いでしょう。
[改造兌換銀行券] 分銅五円(かいぞうだかんぎんこうけん ぶんどうごえん)
希少価値 | ★★★★☆ | |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 明治21年 / 1888年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
造兌換銀行券・分銅五円は明治17年制定の兌換銀行券条例に基づいて明治18年から発行された「日本銀行兌換銀券」のひとつです。
紙幣と銀貨を交換するために作られたのですが、品質が悪いため改めて作られたのが改造兌換銀行券です。表に菅原道真が刻まれています。
日本の古紙幣の中でも人気があり数十万円で取引されていることが多いでしょう。
また極美品などになると非常な高値も予想されますので、一度専門家に依頼しどれぐらいの価値なのかを確認した方がよいでしょう。
[日華事変軍票]丙号1円(にっかじへんぐんひょう へいごう1えん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和13年 / 1938年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
日華事変軍票とは1937年に日華事変が勃発し戦争に突入した際、占領地で駐留する軍の物資調達や支払いのために政府によって発行された擬似紙幣のことです。
今でいう手形と同じ意味をもち、敗戦するとお金としての価値はなくなりました。
出回っている数が多いためか、あまり高値になることは少なく、平均は数百円から数千円で取引されています。
ただ極美品になると一万円近くで売買されることもあるので、買取ってもらう時に高く付く可能性もあります。
[旧兌換銀行券]大黒1円(きゅうだかんぎんこうけん だいこく1えん )
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 明治15年 / 1882年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
日本銀行券は、明治15年に発行された、日本で初めての中央銀行による紙幣です。
お札の表面に大黒様が描かれていることから、古銭のコレクターからは「大黒札」とも呼ばれています。
日本銀行券ですから、1円札については現在でも使用可能な紙幣ではあるのですが、古銭としての価値は、その額面をはるかに超えるものです。
意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もありますので、もしも日本銀行券の売買をお考えの場合には、古銭買取の専門業者にご相談いただくことをおすすめいたします。
[大正政府紙幣]10銭(たいしょうせいふしへい 10せん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 大正6年 / 1917年 / 大正時代 | |
素 材 | 紙 |
第一次世界大戦により、銀価格の高騰が起き、大正政府は銀貨の鋳造を停止せざるをえなくなったため、補助通貨の不足を補う目的で、10銭、20銭、50銭の政府紙幣を発行しました。
デザイン自体は、明治時代に発行していた政府紙幣を流用した物ですが、硬貨のように発行年数が印字されているのが特徴です。
大正政府紙幣は、発行年や状態により相場が変わってきます。
売買を考えた場合には、古銭の買取業者に査定依頼することをおすすめします。
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