1〜499円
一銭アルミ貨(いっせんあるみか)
昭和13年に発行された1銭アルミ貨は1銭黄銅貨の代わりとして造られました。
というのも、戦時下で銅も錫も節約をせまられていたからです。
表にはヤタガラスがデザインされ、日本で初めてのアルミニウム製硬貨で生産性に優れていました。
戦争中ということもあり質も悪く、インフレの世相を反映して大量に製造されました。
そのため古銭としての価値はさほどなく、買取価格も数百円、極美品でも千円程度でしょう。
いざ売るときを考慮して、できるだけ状態を維持して保管しておくのがポイントです。
[新寛永] 正字背文(せいじはいぶん)
正字背文の寛永通宝とは、寛文8年に亀戸で発行された1文銭のことで、無地であるはずの背に「文」という文字が書かれています。
背文の字は、寛文の元号を現しているとされ、面の寛字とあわせています。
一般的に「文銭」と呼ばれ、その中でも、分類上の基本となる書体の物を、正字背字と呼びます。
書体の差によっては、コレクターにとって、とても価値のある物もあります。
お売りになる際には、ぜひ、古銭買取の専門店にご相談ください。
一銭錫貨(いっせんすずか)
1銭錫貨は1944年(昭和19年)に発行されましたが戦時中という特殊な状況化を考慮して作られたものでした。
アルミニウムは需要確保が優先で使用が難しかったため、その代りに錫と亜鉛が使用されました。
世相のよくないインフレ中に発行されたこともあり、大量に出回わったため、古銭としての価値はさほどありません。
買取価格は数百円がよいところでしょう。
ただ数があるなら合せて買い取ってもらうという手もありますので、高く売るコツとしてセット売りなどもおすすめです。
五銭アルミ貨(5せんあるみか)
このアルミ100%硬貨は太平洋戦争で航空機用アルミニウムの不足を補うため、2度の量目変更をしました。
昭和18年に発行停止して、当時、南方の占領地より手に入れやすくなった錫を用いた、穴あき五銭錫貨に引き継がれました。
デザインの特徴としては、表が菊の紋章と瑞雲(ずいうん、吉兆を表す紫色の雲)、裏面は神武天皇の弓に止まったと言われる金色のとび、金鵄です。
3種の重量違いがありますので、目利き高い査定員に市場価値に基づいた価格をつけてもらうのが望ましでしょう。
大阪万博記念硬貨(おおさかばんぱくきねんこうか)
1970年の大阪万博を記念して発行されて「日本万国博覧会記念100円白銅貨幣」という正式名称を持つ、この大阪万博記念硬貨は、比較的購入しやすい記念貨幣として人気があります。
葛飾北斎の「赤富士」が描かれた趣のある表面と博覧会のシンボルマークがデザインされている裏面とのコントラストが大変に印象的です。
貨幣セットであれば非常に価値がありますので、価値が気になる方は、買取業者へ一度試しに査定に出してみる事をおすすめします。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や私鋳された鐚銭などもあり、書体や状態によっては、非常に希少で価値の高い物もあります。
古銭買取の専門業者に、価値を正確に査定してもらうことで、納得のいく買取につながるでしょう。
[古寛永] 芝銭(しばせん)
芝銭は、寛永13年に江戸幕府によって銭座が設置された際に、最初に鋳造された寛永通宝で、古寛永と呼ばれる物の一種です。
「通」字の之繞、「永」字などの点が草書体となった「草点」のものが多いのが特徴です。
現在の東京都港区内にあたる、芝網縄手で鋳造されていました。
相場としては、150円前後と低めとなっていますが、鋳型を作るために利用した母銭などであれば、その価値が100倍になることもあります。
古銭を買取してもらう際は、価値がないと思わずに、価値をしっかり見極められるお店にお願いするのが得策です。
50州25セント硬貨(ごじっしゅうにじゅうごせんとこうか)
「State Quarters」の愛称で知られるこの硬貨は、「50州25セント硬貨プログラム」で発行されました。
25セントコレクターとしては要チェックのコインとなっていて、全部で50種類の図柄を全部そろえて友人や家族へのサプライズのプレゼントとしても活用されています。
その図柄によって価値が変動しますので、数をお持ちで換金をお考えの方は古銭専門の買取業者に相談し、より高く売る方法のアドバイスを受けてみるのがオススメです。
[新寛永] 文銭(ぶんせん)
もし、あなたの持っている寛永通宝の背面に、「文」と書かれているならば、それは、文銭と呼ばれる物です。
寛文8年に、亀戸で鋳造が開始されたとされています。
裏に「文」の字があることから、文銭(ぶんせん)とも呼ばれていました。
しかし、文銭といっても、それで1種類というわけではなく、その書体などによって多くの種類に分類され、中には20万円を超える価値を持つ物も存在します。
お手元の文銭の換金をお考えならば、古銭の買取を専門にするお店で鑑定してもらうことをおすすめします。
大統領1ドル硬貨(だいとうりょう1どるこうか)
2007年から2016年まで10年の間に発行された美しい1ドル硬貨です。
第1貨の初代大統領ジョージ・ワシントンから始まり2016年の最終コイン39貨は第40 代のロナルド・レーガン大統領でした。
この通貨発行規定では存命中の大統領は除外されますので、第39 代 大統領ジミー・カーターは除かれました。
2012年以降は流通目的ではなくコレクターのためだけに発行されており、その買取相場や換金の価値は変わってきますので、ぜひ古銭買取の専門家に相談すると良いでしょう。
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