500〜999円
長野オリンピック記念硬貨(ながのおりんぴっくきねんこうか)
長野オリンピック記念硬貨は9種類の絵柄があり、この500円白銅貨以外にも5000円銀貨と10000円金貨があります。
この500円白銅貨のデザインは3種類あり、表がスノーボード、ボブスレー、フリースタイルが描かれて、1次、2次(1997年)、3次(1998年)と分かれて発行されました。
白銅貨3種類はすべて価値が同等ですがプルーフ貨幣セットにはバリエーションがかなりありますので、お売りになる際は、正確な価値を知るためにも買取実績のある専門の業者にご相談ください。
[政府紙幣]靖国50銭(せいふしへい やすくに50せん)
日中戦争が始まると紙幣を増産しなくてはいけなくなりました。
必要に迫られて製造された紙幣のひとつが靖国五拾銭です。
表には靖国神社が描かれており、当時の時世を反映した政治色の強いデザインとなっています。
流通量が多いためか、買取価格は低く、通常数百円程度で売買されていますが、極美品でも数千円ほどですので、他の古銭と一緒に買い取ってもらうなど工夫が必要かもしれません。
一度専門店へ持ち込み、査定額を調べてもらっても良いですし、歴史的にも珍しい品なので手元に置いておくのもよいでしょう。
菊十銭アルミ貨(きく10せんあるみか)
昭和16年の太平洋戦争で、戦略物資としての銅を確保するためにアルミ100%のこの硬貨が作られました。
表が菊の紋章と枝葉、裏が桜の花になっています。
戦争が長期化してさらに深刻な金属不足となり、ついにアルミニウムの確保のため、昭和16年8月と昭和18年2月に貨幣の量目が変更され、その昭和18年銘を最後に製造が中止になりました。
この2度にわたる量目変更により3種類の量目の異なるバージョンがあります。
お売りの際は専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますので、ぜひご利用されると良いでしょう。
十銭アルミ青銅貨(10せんあるみせいどうか)
昭和12年の日中戦争以来ほぼ戦時体制下となり、ニッケル貨の製造は中止されました。
その代用としてアルミニウムと銅の合金が使用されました。
デザインは表面は菊の紋章・波浪と旭日、裏面は桜花です。
材質としてのアルミ青銅はフランスの発行例に倣ったもので、戦時貨幣の材質として世界各国で流行っていたようです。
新しいものは金貨のような光沢があり人気がありました。
売却をお考えの際は、硬貨の価値を理解してくれる専門家に依頼するのがベストと言えます。
五銭アルミ青銅貨(5せんあるみせいどうか)
この五銭アルミ青銅貨は十銭アルミ青銅貨と一緒に発行されました。
軍需用に貴重なニッケルを備蓄するため五銭ニッケル貨を溶かして、代わりに発行されました。
昭和13年の国家総動員法で戦時下となりましたので、素材は国内でもまとまった産出ができるアルミニウムと銅の合金が使用されました。
デザインは一般公募されたものを元にして、表面は菊と桐の紋章、裏面は桜花の半分が左端と右端にデザインされています。
硬貨の価値を知りたい場合は、しっかりと査定できる古銭の買取専門店に査定してもらえると安心です。
日本国際博覧会記念硬貨 愛知万博(にほんこくさいはくらんかいきねんこうか あいちばんぱく)
日本国際博覧会記念硬貨は2005年の愛知万博の開催を記念して発行されました。
この「愛知万博500円ニッケル黄銅貨」のほかに1000円銀貨と1万円金貨があります。
表面は地球の上に愛称ロゴを組み合わせたデザイン、裏面はシンボルマークと大地です。
現在は入手しやすい1枚となっておりますので、記念コインの収集を始める方にとても人気のある硬貨です。
お手元のこの硬貨を換金したいとお考えの方は、記念硬貨の買取実績がある専門業者にお問合せすることをおすすめします。
日伯交流年・移住百年記念硬貨(にっぱくこうりゅうねん・いじゅうひゃくねんきねんこうか)
「日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念500円ニッケル黄銅貨」という長い名称のこの記念硬貨は、ブラジル移民が100周年を迎えた2008年に発行されました。
表には日系人の歴史のスタートとなる移民船の笠戸丸とブラジルの地図、裏は桜とコーヒー豆の図案です。
日本独自開発の異形斜めギザ加工技術や潜像などの高度な処理で有名なコレクターに人気です。
額面よりも高く売りたいなら、買取業者によっては500円記念硬貨の買取を受け付けていない所もありますので、事前に買取専門店へ問い合わせや確認しておくと良いでしょう。
天皇陛下御即位記念硬貨(てんのうへいかごそくいきねんこうか)
1990年に発行された天皇陛下御即位記念500円白銅貨以外に、翌年10万円金貨も発行されました。
こちらの白銅貨の図案は特別御料儀装車が採用され、比較的入手しやすいながらも、これからアンティークとしての価値も期待できることから、10万円金貨とともに人気がある硬貨です。
2点セットの場合はさらにプレミアムがつきますので、もしも買取を希望される場合は、安心して任せられるコイン買取専門の業者に査定してもらえると確かでしょう。
天皇陛下御在位20年記念硬貨(てんのうへいかございい20ねんきねんこうか)
天皇陛下御在位20年記念硬貨は、その在位20周年を記念して2009年に発行された記念硬貨です。
この「天皇在位20年記念500円ニッケル黄銅貨」のほかに1万円金貨もありますが、このニッケル黄銅貨は表面が菊の花、裏面は菊花紋章のシンプルかつ力強いデザインが特徴です。
発行枚数は1000万枚と入手もしやすいためコレクター必携の1枚となっています。
もしも額面よりも高い買取を希望される方は、古銭の買取業者なら在籍の鑑定士が価値や相場を査定しますので、ぜひ一度ご相談ください。
天皇陛下御在位10年記念硬貨(てんのうへいかございい10ねんきねんこうか)
天皇陛下御在位10年記念硬貨は天皇陛下が即位されてから10年目を迎えた記念として1999年に発行されました。
この500円白銅貨のほかに1万円金貨がありますが、この白銅貨は、表面に富士山と菊、裏面には菊紋と橘と桜のモチーフが採用されています。
入手は容易ですので、今後大きく価値が上昇する見込みは少ないものの、2点プルーフ貨幣セットの場合は非常に価値が高くなりますので、買取希望の方はコイン買取の専門業者に査定依頼をだされるのがベストと言えます。
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