銅
寛平大宝(かんぴょうたいほう)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★★☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 寛平2 / 890年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
寛平大宝は、奈良時代から平安時代にかけて鋳造された皇朝十二銭の中で、10番目に鋳造された銅貨です。
大きさは約19センチと小さめで、時計回りに「寛平大寶」と刻印されています。
この時期になると、改鋳を繰り返してきた銅貨の質は落ち、状態のよい物は少なくなっていますから、現在でも状態のよい寛平大宝は古銭市場で高値で取り引きがされています。
貴重な寛平大宝の換金をお考えの場合、その価値をよく理解している古銭商などで買取をしてもらうことが一番です。
貞観永宝(じょうがんえいほう)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★★☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 貞観12年 / 870年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
貞観永宝とは、平安時代の日本で鋳造された銅貨で、皇朝十二銭の九つ目となる銭貨です。
皇朝十二銭の銅は長門にある国営銅山からの物を利用していましたが、貞観永宝の鋳造の時期には鉱山から産出されていた銅を農民が雑器に使用したこともあり、銅が不足し、初鋳から2年後の貞観14年には小型化していったという記録が残っています。
ですので、貞観永宝は鋳造時期などによっても相場が変わってきます。
貞観永宝は9番目の皇朝銭としてコレクターから人気がありますので、お売りになる場合には、ぜひ、古銭買取専門店にご相談ください。
琉球通宝 半朱(りゅうきゅうつうほう はんじゅ)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文久3年 / 1863年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
琉球通宝半朱とは、琉球の救済を目的として、薩摩藩によって鋳造された地方貨幣の一種です。円形に四角い穴を持つ銅銭で、32枚で1両として通用しました。刻印は両面ともに篆書体が用いられ、表面には「琉球通寶」、裏面には「半朱」と記されており、側面には薩摩藩で鋳造されたことを示す「サ」の字が刻印されています。琉球通宝は、字形の差によっても価値が変わりますので、換金をお考えの場合には、古銭買取のお店にご相談ください。
大世通宝(たいせつうほう)
大世通宝とは、琉球王国の国王である尚泰久が発行した琉球独自の銅銭で、その銭銘は、尚泰久の神号である「大世主」から取られています。この銅銭は、日明貿易で用いた永楽通宝をもとに作成した鋳型で鋳造されたため、「大世」と「通寶」の書体に、表情の差を見て取ることができます。大世通宝も、ほかの古銭同様、状態などにより価値が変わってきますので、お売りになりたい場合には、古銭買取の専門店を利用することが大切です。
熈寧元寳(きねいげんぽう)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 万治2年 / 1659年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代の長崎では、幕府の認可のもと、既存の宋銭を模倣した貿易専用の銅銭が、数種類鋳造されていました。これらの、銅銭を長崎貿易銭と言います。熈寧元寳という北宋時代の銭貨も、日本で新たに鋳型を作られ、長崎貿易銭としてアジア向けに輸出されました。書体は、楷書体と篆書体の物が存在します。熈寧元寳は、その銘だけでは、宋銭なのか、日本製の物なのかの判別はつきません。もしも換金を考えるなら、古銭買取の専門家に鑑定をしてもらう必要があります。
二十銭銀貨幣 旭日 (にじゅっせんぎんかへい きょくじつ)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 明治時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
明治39年(1906年)、銀相場が上昇に転じたことで銀を約25%減量し、龍図を日章に変更する改正が行われました。
その時に発行されたのが20銭銀貨幣(旭日)です。
通品は数千円で取引されることが多い古銭ですが、特に明治44年に発行された品は数が出回っておらず、愛好家の間で人気があります。
買取となると数十万円の価値があるものもありますので、買取専門店の鑑定士に慎重に調べてもらってから換金をした方がよいでしょう。
乾元大宝(けんげんたいほう)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 天徳2年 / 958年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅、 鉛 |
乾元大宝は皇朝十二銭の最後の通貨で、958年村上天皇のときに鋳造されたものです。
表面には時計回りに、乾元大寳と回読で表記されており、裏面は無紋です。
重さは2.5g程度で、主に銅で作られています。
乾元大宝1枚に対し、旧銭10枚の交換比率が適用されたと考えられています。
しかし鉛が75%以上と品質が非常に低い物が多く、文字が読めない物も少なくありません。
流通範囲も狭かったといわれています。
現在残っている物も品質に差があり、買取価格は数万円から数十万円前後と相場に開きがあります。
承和昌宝(じょうわしょうほう)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★★★☆ |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 承和2年 / 835年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
承和昌宝は承和2年に日本で鋳造、発行された銭貨で皇朝十二銭の1つで、日本で初めて元号の称号が使われました。
通説では承和昌宝が以後の銭貨の基準になったとされています。
ですが、このころから品質の悪化や、銭貨自体の大きさが小さくなり、美品で残っているものは少ないといわれています。
相場は一万円から数十万ともいわれ、とても人気の高い古銭のひとつです。
お手持ちの承和昌宝を売買するなら、ぜひ専門家に見てもらいましょう。
二銭銅貨(にせんどうか)
![]() ![]() |
希少価値 | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 明治6年 / 1873年 / 明治時代 | |
素 材 | 錫、 銅、 亜鉛 |
二銭銅貨は明治6年(1873年)銅貨製造所が完成すると、新しく制定された二銭、デザインが変更された一銭、半銭および一厘銅貨の製造が同時に開始されました。
銅貨の中でも比較的安価で手に入れることができ買取はあまり期待できない可能性があります。
しかし明治6年の品は流通数が少なく1万円をこえることも期待できるので、しっかりと査定できるコインや古銭の買取専門店に査定してもらえると安心です。
新一円銀貨(しんいちえんぎんか)
![]() ![]() |
希少価値 | ★★★★☆ |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 明治7年 / 1874年 / 明治時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
1871年(明治4年)の新貨条例により、対外貿易専用銀貨として発行された一円金貨は、1874年(明治7年)にはデザインが一新されました。
これが新一円銀貨です。
収集家の間で非常に人気がある古銭で、年号や状態により数千円から数十万円もの大差が生まれます。
今は廃貨となっているため贋作が犯罪とならず、だまされないよう買取も慎重に決めなくてはいけません。
硬貨の価値を正確に評価してくれる、プロの鑑定士に相談することが大事です。
おすすめ記事
-
和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)...
和同開珎は、和銅元年8月10日に、日本で鋳造・発行された銭貨であり、日