銅
治平元寳(じへいげんぽう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 万治2年 / 1659年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代の長崎では、幕府の認可を受け、輸出用の銅銭を鋳造していました。それが長崎貿易銭です。いくつかの種類が知られていますが、多くは宋銭の銘を転用した物です。その中の一つである治平元寳は、残存数が少ないため価値があります。しかし、古銭の表面に治平元寳と書かれていても、それが宋銭なのか、長崎貿易銭なのかは、簡単に判断できるものではありません。ですから、治平元寳と書かれた古銭の売却をお考えならば、古銭買取の専門店に相談することが大切です。
世高通宝(せこうつうほう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 寛正元年 / 1461年 / 室町時代 | |
素 材 | 銅 |
世高通宝とは、「琉球三世銭」の一つで、琉球王国の尚徳王時代、永楽通宝を原型として独自に鋳造された銅銭です。銭銘は尚徳王の神号である世高王から取られたとされています。首里城の発掘現場からも発見されており、出土品の年代推定にも用いられています。古銭は歴史的にも貴重で、価値の高い物ですので、コレクションの整理など、換金をお考えの場合には、ぜひ、古銭買取の専門店に査定をご依頼ください。
元禄開珍(げんろくかいちん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 元禄6号 / 1693年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代、様々な文化が発展していく中、庶民の間で絵銭という貨幣の類似品が鋳造されるようになりました。
絵銭は、お守り、記念品、おもちゃとして利用され、元禄開珍もその中の一つとして伝わっています。
表面には「元禄開珎」、裏面には、「一ト」という文字や、鶏の絵が刻印されています。
絵銭は収集家も多く、人気の古銭です。
より高い価値での売却をご希望の場合には、古銭買取専門店ですと高額査定が期待出来ます。
大阪万博記念硬貨(おおさかばんぱくきねんこうか)
1970年の大阪万博を記念して発行されて「日本万国博覧会記念100円白銅貨幣」という正式名称を持つ、この大阪万博記念硬貨は、比較的購入しやすい記念貨幣として人気があります。
葛飾北斎の「赤富士」が描かれた趣のある表面と博覧会のシンボルマークがデザインされている裏面とのコントラストが大変に印象的です。
貨幣セットであれば非常に価値がありますので、価値が気になる方は、買取業者へ一度試しに査定に出してみる事をおすすめします。
二十銭銀貨幣 旭日龍(にじゅっせんぎんかへい きょくじつりゅう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 明治4年 / 1871年 / 明治時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
20銭銀貨幣(旭日龍)は明治4年(1871年)布告の新貨条例により発行されました。
同時に補助貨幣の銀貨として五十銭、十銭が発行されています。
買取は数千円が普通ですが、美品になると一万円をこえることもあります。
特に初期のコインは製造技術が十分ではなく、デザインが欠けていたりずれていたりすることがあります。
お客様自身も気づかなかったプレミアが付くものもありますので、そういった場合ですと想像を上回る価格での買取が期待できるでしょう。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や私鋳された鐚銭などもあり、書体や状態によっては、非常に希少で価値の高い物もあります。
古銭買取の専門業者に、価値を正確に査定してもらうことで、納得のいく買取につながるでしょう。
紹聖元寳(しょうせいげんぽう)
江戸時代に行なわれた南蛮貿易では、北宋などで鋳造された数種類の銭貨をもとに、貿易専用の銅銭である長崎貿易銭が鋳造されていました。紹聖元寳と書かれた銅銭も、長崎貿易銭の一つです。1094年に北宋で鋳造された紹聖元寳には行書体と篆書体がありますが、長崎貿易銭の紹聖元寳には篆書のみ存在します。長崎貿易銭は、古銭の中でも価値の高い物となっています。換金をお考えの際には、ぜひ、古銭買取の専門業者に依頼してください。
琉球通宝 半朱(りゅうきゅうつうほう はんじゅ)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文久3年 / 1863年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
琉球通宝半朱とは、琉球の救済を目的として、薩摩藩によって鋳造された地方貨幣の一種です。円形に四角い穴を持つ銅銭で、32枚で1両として通用しました。刻印は両面ともに篆書体が用いられ、表面には「琉球通寶」、裏面には「半朱」と記されており、側面には薩摩藩で鋳造されたことを示す「サ」の字が刻印されています。琉球通宝は、字形の差によっても価値が変わりますので、換金をお考えの場合には、古銭買取のお店にご相談ください。
大世通宝(たいせつうほう)
大世通宝とは、琉球王国の国王である尚泰久が発行した琉球独自の銅銭で、その銭銘は、尚泰久の神号である「大世主」から取られています。この銅銭は、日明貿易で用いた永楽通宝をもとに作成した鋳型で鋳造されたため、「大世」と「通寶」の書体に、表情の差を見て取ることができます。大世通宝も、ほかの古銭同様、状態などにより価値が変わってきますので、お売りになりたい場合には、古銭買取の専門店を利用することが大切です。
熈寧元寳(きねいげんぽう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 万治2年 / 1659年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代の長崎では、幕府の認可のもと、既存の宋銭を模倣した貿易専用の銅銭が、数種類鋳造されていました。これらの、銅銭を長崎貿易銭と言います。熈寧元寳という北宋時代の銭貨も、日本で新たに鋳型を作られ、長崎貿易銭としてアジア向けに輸出されました。書体は、楷書体と篆書体の物が存在します。熈寧元寳は、その銘だけでは、宋銭なのか、日本製の物なのかの判別はつきません。もしも換金を考えるなら、古銭買取の専門家に鑑定をしてもらう必要があります。
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