希少度2 ★★☆☆☆
琉球通宝 半朱(りゅうきゅうつうほう はんじゅ)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文久3年 / 1863年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
琉球通宝半朱とは、琉球の救済を目的として、薩摩藩によって鋳造された地方貨幣の一種です。円形に四角い穴を持つ銅銭で、32枚で1両として通用しました。刻印は両面ともに篆書体が用いられ、表面には「琉球通寶」、裏面には「半朱」と記されており、側面には薩摩藩で鋳造されたことを示す「サ」の字が刻印されています。琉球通宝は、字形の差によっても価値が変わりますので、換金をお考えの場合には、古銭買取のお店にご相談ください。
大世通宝(たいせつうほう)
大世通宝とは、琉球王国の国王である尚泰久が発行した琉球独自の銅銭で、その銭銘は、尚泰久の神号である「大世主」から取られています。この銅銭は、日明貿易で用いた永楽通宝をもとに作成した鋳型で鋳造されたため、「大世」と「通寶」の書体に、表情の差を見て取ることができます。大世通宝も、ほかの古銭同様、状態などにより価値が変わってきますので、お売りになりたい場合には、古銭買取の専門店を利用することが大切です。
熈寧元寳(きねいげんぽう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 万治2年 / 1659年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代の長崎では、幕府の認可のもと、既存の宋銭を模倣した貿易専用の銅銭が、数種類鋳造されていました。これらの、銅銭を長崎貿易銭と言います。熈寧元寳という北宋時代の銭貨も、日本で新たに鋳型を作られ、長崎貿易銭としてアジア向けに輸出されました。書体は、楷書体と篆書体の物が存在します。熈寧元寳は、その銘だけでは、宋銭なのか、日本製の物なのかの判別はつきません。もしも換金を考えるなら、古銭買取の専門家に鑑定をしてもらう必要があります。
二十銭銀貨幣 旭日 (にじゅっせんぎんかへい きょくじつ)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 明治時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
明治39年(1906年)、銀相場が上昇に転じたことで銀を約25%減量し、龍図を日章に変更する改正が行われました。
その時に発行されたのが20銭銀貨幣(旭日)です。
通品は数千円で取引されることが多い古銭ですが、特に明治44年に発行された品は数が出回っておらず、愛好家の間で人気があります。
買取となると数十万円の価値があるものもありますので、買取専門店の鑑定士に慎重に調べてもらってから換金をした方がよいでしょう。
乾元大宝(けんげんたいほう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 天徳2年 / 958年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅、 鉛 |
乾元大宝は皇朝十二銭の最後の通貨で、958年村上天皇のときに鋳造されたものです。
表面には時計回りに、乾元大寳と回読で表記されており、裏面は無紋です。
重さは2.5g程度で、主に銅で作られています。
乾元大宝1枚に対し、旧銭10枚の交換比率が適用されたと考えられています。
しかし鉛が75%以上と品質が非常に低い物が多く、文字が読めない物も少なくありません。
流通範囲も狭かったといわれています。
現在残っている物も品質に差があり、買取価格は数万円から数十万円前後と相場に開きがあります。
インドシナ貿易銀(いんどしなぼうえきぎん)
当時フランスが、安南、カンボジアおよびラオス王国を保護国としてインドシナ東部を領有していました。
1885年よりメキシコ銀への対抗手段として造られましたが、広く流通することはありませんでした。
買取価格は通常数千円で取引されることが多く、未使用、並年号などになると一万円をこえることもあります。
あまり価格が高騰しない分、古銭のことを知らない人でも手をだしやすく、気軽に取引しやすい硬貨ともいえます。
硬貨の買取額はお店によって差がありますので、価値の評価をだせる鑑定士へ依頼するようにしましょう。
[日華事変軍票]乙号5円(にっかじへんぐんひょう おつごう5えん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和13年 / 1938年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
日華事変軍票は1937年に日華事変が勃発し戦争に突入した際、占領地で駐留する軍の物資調達や支払いのために政府が発行した紙幣のことです。
疑似紙幣で今でいう手形と同じ意味をもちます。
乙号券は日本銀行兌換券の兌換文言に訂正線を引き、加筆したものをさします。
あまり人気がなく、流通量もあるためか数百円から数千円で取引されることが多いようです。
美品でないかぎりは高額の買取は難しいかもしれませんので、売るときは信頼できる鑑定士にお願いして確認したほうが良いでしょう。
[日本銀行券B号]岩倉旧500円
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和26年 / 1950年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
五百円札は日本銀行券のひとつでB券とC券の2種類があります。
表の肖像はどちらも岩倉具視です。
1994年に発行が停止され、五百円硬貨に変わりました。
B券が最初に作られは全体的に茶色ぽく、C券は後から作られ全体的に青みをおびています。
買取価格は流通量が多いためかあまり高価になることはありませんが、数百円から数千円で取引されています。
ただ珍番やエラーがある紙幣は高価になることもあるため、一度チェックしてみることをおすすめします。
元禄開珍(げんろくかいちん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 元禄6号 / 1693年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代、様々な文化が発展していく中、庶民の間で絵銭という貨幣の類似品が鋳造されるようになりました。
絵銭は、お守り、記念品、おもちゃとして利用され、元禄開珍もその中の一つとして伝わっています。
表面には「元禄開珎」、裏面には、「一ト」という文字や、鶏の絵が刻印されています。
絵銭は収集家も多く、人気の古銭です。
高値での売買をご希望であれば、古銭の買取を行っているお店を利用することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
布貨(ふか)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 飛鳥時代 | |
素 材 | 銅 |
中国は春秋時代、青銅を鋳造して貨幣とするようになりました。そのひとつが布貨(ふか)で鋤の形をしており、晋・斉・韓・魏・趙・燕で用いられました。また布銭、布幣とも言われています。小判のように重ねて使うこともできたそうです。原価が銅ということで価値があまりないため、買取価格も数千円で取引されることが多いでしょう。ただ中国の古銭ということもあり、海外での価値が高い場合もあります。海外に詳しい専門家に聞いてみるとよいでしょう。
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