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奈良時代(710~794)

神功開宝(じんぐうかいほう・じんこうかいほう)

神功開宝(じんぐうかいほう・じんこうかいほう):表 神功開宝(じんぐうかいほう・じんこうかいほう):裏 希少価値★★★☆☆
相場価格10,000〜49,999円
時代背景 天平神護元年 / 765年 / 奈良時代
素 材青銅

神功開宝は、765年の奈良時代に鋳造された、日本で3番目の皇朝銭です。

表面には、時計回りに「神功開寳」と書かれており、裏面は無紋です。

万年通宝に替わる通貨として発行され、万年通宝と等価で併用されました。

「神功開寳」の書体には多種多様な物が存在し、それによって古銭としての価値が変わります。

書体の差で最もわかりやすいのは、「功」の「力」の部分が「刀」となっている物があります。

古銭の市場には、1万円未満の物から、数百万円という希少価値を持つ物まで存在し、コレクターも多い古銭になっています。

隆平永宝(りゅうへいえいほう)

隆平永宝(りゅうへいえいほう):表 隆平永宝(りゅうへいえいほう):裏 希少価値★★★★★
相場価格50,000〜99,999円
時代背景 延暦15年 / 796年 / 奈良時代
素 材

隆平永宝(隆平永寳)は、延暦15年に日本で鋳造、発行された銭貨で、皇朝十二銭の4番目にあたる古銭です。

円形で、中央には正方形の孔が開いています。

表面に時計回りに隆平永寳と表記され、裏面は無紋となります。

保存状態などにより、取引価格は数万円〜十数万円と開きがあります。

銭文(貨幣に記された文字)の書体に微妙な違いなどもあり、買取価格が大きく異なりますので、専門家に鑑定してもらうことで、高額換金も期待できると言えます。

万年通宝(まんねんつうほう)

万年通宝(まんねんつうほう):表 万年通宝(まんねんつうほう):裏 希少価値★★★★★
相場価格50,000〜99,999円
時代背景 天平宝字4年 / 760年 / 奈良時代
素 材青銅

万年通宝は、760年に、日本で2番目に鋳造された皇朝銭です。

50年以上通用していた和同開珎に替わる通貨として、発行された貨幣です。

最初の皇朝銭である和同開珎の10倍の貨幣価値をもって作られましたが、受け入れられず、5年間という、とても短い期間しか鋳造されませんでした。

万年通宝は、他の古銭同様、状態や書体により、その価値が10倍にもなる場合がありますから、もし、お手持ちの万年通宝を売るならば、古銭や硬貨に詳しい専門家に見てもらうことが大切です。

和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)

和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう):表 和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう):裏 希少価値★★★★★
相場価格10,000〜49,999円
時代背景 和銅元年 / 708年 / 奈良時代
素 材

和同開珎は、和銅元年8月10日に、日本で鋳造・発行された銭貨であり、日本で最初の流通貨幣と言われ、皇朝十二銭の1番目にあたる古銭です。

時計回りに和同開珎と表記されており、裏は無紋です。

621年に発行された唐の開元通宝を模したもので書体も同じで、1文として通用されました。

保存状態や書体により価格差が大きく数万円〜数百万円にもなります。

模倣品も多いので、高額買取を期待されるのであれば、古銭専門家に鑑定してもらうのが良いでしょう。

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