平安時代(794~1185)
乾元大宝(けんげんたいほう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 天徳2年 / 958年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅、 鉛 |
乾元大宝は皇朝十二銭の最後の通貨で、958年村上天皇のときに鋳造されたものです。
表面には時計回りに、乾元大寳と回読で表記されており、裏面は無紋です。
重さは2.5g程度で、主に銅で作られています。
乾元大宝1枚に対し、旧銭10枚の交換比率が適用されたと考えられています。
しかし鉛が75%以上と品質が非常に低い物が多く、文字が読めない物も少なくありません。
流通範囲も狭かったといわれています。
現在残っている物も品質に差があり、買取価格は数万円から数十万円前後と相場に開きがあります。
承和昌宝(じょうわしょうほう)
希少価値 | ★★★★☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 承和2年 / 835年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
承和昌宝は承和2年に日本で鋳造、発行された銭貨で皇朝十二銭の1つで、日本で初めて元号の称号が使われました。
通説では承和昌宝が以後の銭貨の基準になったとされています。
ですが、このころから品質の悪化や、銭貨自体の大きさが小さくなり、美品で残っているものは少ないといわれています。
相場は一万円から数十万ともいわれ、とても人気の高い古銭のひとつです。
お手持ちの承和昌宝を売買するなら、ぜひ専門家に見てもらいましょう。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や私鋳された鐚銭などもあり、書体や状態によっては、非常に希少で価値の高い物もあります。
古銭買取の専門業者に、価値を正確に査定してもらうことで、納得のいく買取につながるでしょう。
交子・会子(こうし かいし)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 平安時代 | |
素 材 | 紙 |
交子は宋(北宋)に始まる、世界最古の紙幣といわれています。
当時は重い鉄銭が主流でその不便さを解消するために商人たちの組合から紙幣という形で発行されました。
さらにそののち南宋の時代にが製造した紙幣を会子といいます。
もしこのような古紙幣をお持ちなら、レプリカも多いようなので、古銭専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますのでぜひ利用されると良いでしょう。
皇宋通宝(こうそうつうほう)
皇宋通宝とは、北宋時代の中国の貨幣です。
この貨幣は、日本に大量に輸出されたため、寛永通宝ができる以前に、最も流通していた渡来銭でした。
書体は、真書体・篆書体の物が存在します。
大量に鋳造されたようですが、状態のいい物が少ない古銭です。
相場としては低い物になりますが、状態のいい物には必ず需要がある古銭ですので、古銭の専門店に査定を依頼するというのも一つの方法です。
富寿神宝(ふじゅしんぽう)
希少価値 | ★★★★★ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 弘仁9年 / 818年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
富寿神宝(富壽神寳)は、弘仁9年に日本で鋳造、発行された銭貨で、皇朝十二銭の5番目にあたる古銭です。
直径23mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いており、表面に時計回りに富壽神寳と表記され、裏面は無紋になります。
重量は3g程度の、銅の鋳造貨になります。
取引価格は数万円から、保存状態などによっては百数十万円になるものもあり、大きな価格差があります。
古銭の買取を依頼する場合は、専門家に鑑定してもらうことが、正しい市場価値で換金できる一番の方法と言えます。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や、私鋳された鐚銭などもあり、また、書体や状態によっては、非常に希少で、価値の高い物もあります。
換金をお考えの場合は、的確な鑑定ができる古銭の買取専門業者をご利用ください。
饒益神宝(じょうえきしんぽう・にょうやくしんぽう)
希少価値 | ★★★★★ | |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 貞観元年 / 859年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
饒益神宝は、貞観元年4月に日本で鋳造・発行された銭貨であり、皇朝十二銭の1つです。
貨幣の表側にのみ時計回りで饒益神寳と記され、裏は無紋です。
饒益を「ジョウエキ」と読めば物が豊かなことを、「ニョウヤク」と読めば仏教語で物を与えることを意味するとされています。
銭文が判読できない質の悪いものがあり、銭文が判読出来るものは貴重です。
皇朝十二銭のうち現存するものが最も少ないので、価値を見極められる専門家に鑑定してもらうのが良いでしょう。
延喜通宝(えんぎつうほう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 延喜7年 / 907年 / 平安時代 | |
素 材 | 銅 |
延喜通宝は、寛平大宝の発行から17年後に延喜7年11月に日本で鋳造・発行された銭貨であり、皇朝十二銭の1つです。
貨幣の表側にのみ時計回りで延喜通寳と記され、裏は無紋です。
約50年間鋳造されているため銭貨数は多いです。
しかし、鉛が含まれているため朝廷発行の貨幣の中では質が低く、銭文が判読出来るものは貴重です。
劣化具合による価値の変動も大きいので、高額買取をご希望であれば、古銭の専門家に査定してもらうのがおすすめです。
長年大宝(ちょうねんたいほう)
長年大宝は嘉祥元年に日本で鋳造、発行された銭貨で、皇朝十二銭のうちのひとつです。
直径は20mm前後の円形で、正方形の孔が中央に開いており、文字は時計周りに長年大寳と表記され、裏は無紋です。
長年大寶1枚に対し、旧銭貨10枚の交換比率が設定されていました。
古銭の中でも細分が難しいといわれ、専門家でも判断が難しいとされています。
美品は高価な価格で売買されることもあり、相場は一万五千円から数十万円と振れ幅が大きいため鑑定を求めた方がよいでしょう。
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