江戸時代(1603~1867)
二朱銀(にしゅぎん)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 安政6号年 / 1859年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
二朱銀とは、江戸時代に鋳造された長方形の銀貨です。
とくに二朱銀と表面に書かれている安政二朱銀の鋳造目的は、横浜港での貿易取引においてドル通貨へ引き換えるためでしたが、この銀貨はアメリカに受け入れられず、二朱銀が実際に通用していた期間は22日間と非常に短いものでした。
鋳造自体も4カ月で終了となりましたので、古銭としても希少価値の高い物となっています。
二朱銀の換金をお考えの際には、専門家の目利き次第では高い価値の可能性もありますので、まずは古銭専門の買取業者へ査定依頼してみましょう。
安政一朱銀(あんせいいっしゅぎん)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 嘉永6年 / 1853年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
一朱銀とは、江戸時代から明治にかけて鋳造され、流通していた長方形の銀貨です。
文政南鐐一朱銀以外の物には、表面に「一朱銀」、裏面に「定 銀座 常是」の文字が記されています。
一朱銀は、書体による分類が非常に多く、嘉永一朱銀が35種類、それと同年代に鋳造された安政一朱銀には63種類が存在しています。
それぞれに相場も異なり、希少な物も存在します。
一朱銀の換金の際には、その価値をよく理解している古銭買取のお店をご利用すると良いでしょう。
状態次第では意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もあります。
天保一分銀(てんぽういちぶぎん)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 天保8年 / 1837年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
一分銀とは、江戸時代末期から明治初期に流通していた長方形の銀貨です。
天保8年から明治2年までの間に、4種類の一分銀が鋳造されています。
表面には「一分」の文字、背面には「定 銀座 常是」と刻印され、両面ともに、縁を飾るように桜の花の意匠が施されています。
一分銀は、書体などに多くのパターンが存在し、それによって価値が大きく変わります。
信頼のおける古銭買取業者さんに相談することで、より満足のいく結果が得られるかもしれませんので、利用してみると良いでしょう。
真文二分判(しんぶんにぶばん)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 文政元年 / 1818年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金、 銀 |
二分金・二分判とは、江戸時代から明治時代にかけて鋳造された長方形の金貨です。
表面には五三の桐と二分の文字、裏面には金座後藤家初代である「光次」の署名と花押が刻印されています。
一般的に6種類の物が知られていますが、それぞれ書体やサイズで判別が可能です。
二分金・二分判は、貴金属として以上に、古銭として価値の高い物ですから、換金をお考えの際には、目利きのできる鑑定士在籍の古銭買取の専門店にご依頼することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
[新寛永] 文銭(ぶんせん)
もし、あなたの持っている寛永通宝の背面に、「文」と書かれているならば、それは、文銭と呼ばれる物です。
寛文8年に、亀戸で鋳造が開始されたとされています。
裏に「文」の字があることから、文銭(ぶんせん)とも呼ばれていました。
しかし、文銭といっても、それで1種類というわけではなく、その書体などによって多くの種類に分類され、中には20万円を超える価値を持つ物も存在します。
お手元の文銭の換金をお考えならば、古銭の買取を専門にするお店で鑑定してもらうことをおすすめします。
元禄二朱判(げんろくにしゅばん)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 元禄10年 / 1697年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
二朱金・二朱判は、江戸時代に鋳造された、長方形で非常に小型の金貨です。
発行年によって、元禄、天保、万延の3種類がありますが、最後に鋳造された万延二朱判では、重量が元禄二朱判の3分の1程度の0.7グラムほどに小型化していました。
二朱金・二朱判は、小型ではありますが、価値のある古銭です。
換金をされる際には、古銭の買取を専門に行なっている業者に依頼すれば、相場からはずれた価格になることを防ぐことができます。
ぜひ信頼できる鑑定士に査定を依頼することをオススメします。
万延小判(まんえんこばん)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 万延元年 / 1860年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
万延小判(まんえんこばん)とは、江戸時代で最後に鋳造された小判であり、安政小判に次いで鋳造された小判です。
新小判(しんこばん)あるいは雛小判(ひなこばん)とも呼ばれており、裏面に「大吉」と刻印されていたら献上判になります。
万延小判の価値は高く、買取価格は美品で100,000万~200,000万ほどで、献上判は価値が高いものとされています。
本物かどうか価値を調べたい時は、古銭専門の買取業者に相談されることをお勧めいたします。
正徳小判(しょうとくこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 1714年 / 正徳4年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
正徳小判とは、新井白石による通貨吹き替えの際に鋳造された小判です。
これは、荻原重秀の政策によって大量に鋳造された低品位の小判を回収し、家康の持っていた理念に沿い、高品位の金貨を鋳造するのが目的でした。
しかし実際には、より高品位である後期の慶長小判の品位に足りず、悪評により、わずか4カ月ほどで改鋳となります。
それゆえ正徳小判は希少であり、価値のある小判です。
もし、この小判をお売りになる場合は、正しい価値を見出せる古銭買取業者にまずはご相談すると良いでしょう。
秋田銀判 九匁二分(あきたぎんばん くもんめにぶ)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 文久3年 / 1863年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
秋田銀判の九匁二分と刻まれた銀貨は、一両と引き換え可能な地方発行の銀貨でした。
大きさは縦が約80ミリ、横が約56ミリ、重量は35グラムほどあり、かなり大型の銀貨といえます。
銀の含有量は97%とされ、かなり高純度の銀が使われていることがわかります。
しかし、秋田銀判は金属価値以上に、古銭として価値のある物ですので、換金をお考えの際は、古銭買取専門店へまずご相談されると良いでしょう。
[古寛永] 水戸銭(みとせん)
水戸銭とは、その名前にあるとおり、寛永14年に常陸水戸に銭座が設置されてから、水戸で鋳造された寛永通宝で、古寛永と呼ばれる物の一つです。
その鋳造地は、現在では、銭谷稲荷として名前を残しています。
水戸銭については、古寛永の中でも、その分類が多く、中には、価値のある稀なものも含まれています。
ですから、もし、お手元の水戸銭をお売りになる場合には、古銭の買取の専門店に持ち込み、鑑定してもらうのがいいでしょう。
思っていたより、額面以上の価格で査定してもらえるかもしれません。
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