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天保通宝検定を受けてみました!

2023.07.19

天保通宝検定を受けてみました!

「寛永通宝検定」に気をよくしたゆきんこは、「天保通宝検定」(http://kentei.cc/k/1520436)も受けてみたのですが……


ガーン!結果は不合格……。
あと一つでも正解すれば合格だったので、非常にくやしい~。

そんなわけで、今回はこの検定の問題をもとに、天保通宝のことを勉強し直してみたいと思います。
天保通宝の分類と特徴
今回の検定で覚えるべき天保通宝と、その特徴をまとめてみました。

天保通宝

■本座銭……金座主導で作られた物です。
■長 郭……長郭は穴が縦長。文字もやや縦長で、「天」の字が右よりです。
■細 郭……細郭は穴の縁が細く、ほぼ正方形です。「通」の「用」部分、「寶」の「貝」部分がやや横長で、「當」の「田」がやや小さいです。
■中郭手……中郭は穴の縁が少し太い。文字の特徴は長郭と同じです。
■広 郭……広郭は穴の縁が一番太い。文字の特徴は長郭、中郭と同じです。

■秋田銭……特徴的な赤色をしています。
■秋田広郭……文字や花押が大きく、堂々としています。

■水戸銭……花押の左下部分がとがらず、まるみを帯びる物が多いようです。
■水戸接郭……周囲の縁から文字が離れていて、文字が穴に接するようになっています。
■水戸短足宝……「寶」の右側の足が丸く、短くなっています。
■水戸大字……水戸銭の中でも文字が大きい。「當」の「ツ」がすべて冠に接しています。

■高知額輪……額輪は輪と郭の高さが字の彫りより高いという意味。文字よりも縁がしっかりと見えます。

■山口曳尾……曳尾は「通」の「しんにょう」が長く、上に跳ねています。花押の左下が下がっています。

■薩摩広郭(深字 仰冠當)……深字は彫りが深いという意味。「通」の「しんにょう」が、やや角度をつけてぴんっと伸びています。
■薩摩横郭……通称「がま口」というぐらいに穴が横長。文字が大きく立派で、「通」の「しんにょう」が短めです。
■薩摩美制……表面が磨かれている物を美制と言います。

■福岡離郭……離隔は穴から文字が離れています。穴が小さいので離れて見えるようです。「百」が尻すぼみなのも特徴です。

 


■琉球通宝……ブログの画像は広郭ですが、検定では中郭の画像で出題されます。薩摩藩が鋳造したので薩摩銭の書体に似ています。

検定では「通寶」の部分だけを見て判断しますが…難しいです。ゆきんこ、ギブアップ。
天保通宝はいろいろな場所で鋳造されたので、分類がたくさんありますから、覚えるのは一苦労ですけど、これも古銭のだいご味なのよね~、と思います。

これで復習ができたので、早速、ゆきんこは検定に再挑戦してきたいと思います。
皆さんも、ぜひ挑戦してみてくださいね!
「天保通宝検定」(http://kentei.cc/k/1520436)

 
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