【大判】買取店おすすめランキング
大判とは高額の支払いのためや、恩賞用に与えられた大型の金貨です。
大判の規格は豊臣秀吉が決めたのですが、それ以前は「蛭藻金」や「譲葉金」と呼ばれるさまざまなサイズ、品位の大判が流通していました。
中まで金でできているということを証明するため、金の塊を平らな石の上でたたき延ばしたため、薄く、葉っぱのような形になっています。
大判はこの形を踏襲しているため、あのような形になったそうです。
譲葉大判という名前の由来になった「ユズリハ」の葉っぱ。
秀吉は金細工師である後藤家に独占して大判の鋳造にあたらせたので、大判の表面には、「後藤」と後藤家の花押が墨書きされるようになりました。
これは大判の品位を保証するという意味があります。
少し前までは世界最大の金貨であった天正長大判。
縦幅がほかの大判よりも長いのが特徴です。
この大判は徳川幕府にも引き継がれ、江戸時代には、慶長大判、元禄大判、享保大判、天保大判、万延大判といった大判が後藤家によって鋳造されました。
慶長大判の中でも初期に鋳造されたという慶長笹書大判。
大判の大きさは、万延大判以外はどれもほぼ同じ大きさで、縦幅が約143ミリ、横幅が約84ミリ、重さは165グラムほどです。
主に恩賞として用いられたこともあり、見た目の美しさを考慮した色揚げをされています。
過去から今に至っても、大判は美術品としての価値を兼ね備えた、すばらしい貨幣の一つと言えますね。
さて、もしも今現在、大判を手に入れようと思ったならば、いったいどれほどの価格になるのでしょう?
『日本貨幣カタログ』によると、200万円(万延大判)〜7000万円(天正菱大判)と、どれも非常に高額です。
中でも天正菱大判は現存数が数枚しかないとされ、希少なため、2015年に行われたオークションでは、1億円を超える価格で落札をされています。
また、大判の価値は、希少性以外にも、墨書きの書き直しの有無、誰が書き直しをしたのかが関係してきます。
表面の墨書きは、人から人へと渡るうちに、もちろん、はがれたり、かすれたりしてしまうのです。
最初に書かれた状態が保存されている物、後藤家によって書き直しがされている物であれば『日本貨幣カタログ』に記載された価値となりますが、不自然な書き直しがされている物、かすれている物などの場合、残念ながら評価はかなり低くなってしまいます。
もしも売却を考えるのであれば、こういったことを熟知している鑑定士さんのいる専門店を利用することが大事になります。
それでは最後に、おうちで眠っている大判の買取をお願いしたいけれども、どこに依頼したらいいのか悩んでいるという方のため、無料で査定をご利用いただけるお店を「大判買取店おすすめランキング」としてご紹介したいと思います。
どうぞ参考になさってみてくださいね。
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