銅
大阪万博記念硬貨(おおさかばんぱくきねんこうか)
1970年の大阪万博を記念して発行されて「日本万国博覧会記念100円白銅貨幣」という正式名称を持つ、この大阪万博記念硬貨は、比較的購入しやすい記念貨幣として人気があります。
葛飾北斎の「赤富士」が描かれた趣のある表面と博覧会のシンボルマークがデザインされている裏面とのコントラストが大変に印象的です。
貨幣セットであれば非常に価値がありますので、価値が気になる方は、買取業者へ一度試しに査定に出してみる事をおすすめします。
二十銭銀貨幣 旭日龍(にじゅっせんぎんかへい きょくじつりゅう)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 明治4年 / 1871年 / 明治時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
20銭銀貨幣(旭日龍)は明治4年(1871年)布告の新貨条例により発行されました。
同時に補助貨幣の銀貨として五十銭、十銭が発行されています。
買取は数千円が普通ですが、美品になると一万円をこえることもあります。
特に初期のコインは製造技術が十分ではなく、デザインが欠けていたりずれていたりすることがあります。
お客様自身も気づかなかったプレミアが付くものもありますので、そういった場合ですと想像を上回る価格での買取が期待できるでしょう。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や私鋳された鐚銭などもあり、書体や状態によっては、非常に希少で価値の高い物もあります。
古銭買取の専門業者に、価値を正確に査定してもらうことで、納得のいく買取につながるでしょう。
紹聖元寳(しょうせいげんぽう)
江戸時代に行なわれた南蛮貿易では、北宋などで鋳造された数種類の銭貨をもとに、貿易専用の銅銭である長崎貿易銭が鋳造されていました。紹聖元寳と書かれた銅銭も、長崎貿易銭の一つです。1094年に北宋で鋳造された紹聖元寳には行書体と篆書体がありますが、長崎貿易銭の紹聖元寳には篆書のみ存在します。長崎貿易銭は、古銭の中でも価値の高い物となっています。換金をお考えの際には、ぜひ、古銭買取の専門業者に依頼してください。
[古寛永] 芝銭(しばせん)
芝銭は、寛永13年に江戸幕府によって銭座が設置された際に、最初に鋳造された寛永通宝で、古寛永と呼ばれる物の一種です。
「通」字の之繞、「永」字などの点が草書体となった「草点」のものが多いのが特徴です。
現在の東京都港区内にあたる、芝網縄手で鋳造されていました。
相場としては、150円前後と低めとなっていますが、鋳型を作るために利用した母銭などであれば、その価値が100倍になることもあります。
古銭を買取してもらう際は、価値がないと思わずに、価値をしっかり見極められるお店にお願いするのが得策です。
FIFAワールドカップ記念硬貨(ふぃふぁわーるどかっぷきねんこうか)
FIFAワールドカップ記念硬貨は、このニッケル黄銅貨のほかに銀貨、金貨があります。
「2002年FIFAワールドカップ記念500円ニッケル黄銅貨」とも呼ばれますが、表面のデザインは、ユーラシア・アフリカ、アジア・オセアニア、南・北アメリカの地図と選手のモチーフが使用され、裏面はエンブレムとサッカーの試合時間のイメージです。
3種類すべて価値も同等ですがプルーフ貨幣セットもございますので、お売りになる際はコイン・古銭の買取専門店へ査定に出し、正しい価値を確認しておきましょう。
祥符元寳(しょうふげんぽう)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 万治2年 / 1659年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
長崎貿易では、古い渡来銭の輸出が行なわれていましたが、その需要が高まるにつれ、貿易専用の貨幣を鋳造することが求められてきました。祥符元寳は、その際に鋳造された長崎貿易銭の一つです。祥符元寳という銘は、既存の宋銭のものを、そのまま利用していますが、鋳型自体は新たに国内で製造したようです。長崎貿易銭と宋銭の祥符元寳では、古銭としての価値が変わってきます。ですから、換金を考えた場合には、古銭商などの買取業者に相談することが大切になります。
盛岡銅山(もりおかどうざん)
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希少価値 | ★★★★☆ |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 慶応2年 / 1866年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
盛岡銅山は、盛岡藩の中で通用した地方通貨の一種です。小判型に四角形の穴が開いた穴銭で、表には「盛岡銅山」、裏には「百文通用」と刻印されています。この貨幣は、天保通宝の密鋳を目的としていたこともあり、鋳造数が少ないようです。そのため、価値が非常に高く、真贋のはっきりした物が160万円以上で取り引きされた記録もあります。鑑定書のない古銭をお売りになりたい場合には、まず、古銭買取の専門業者に査定の依頼をしてみることをおすすめします。
金円世宝(きんえんよほう)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文明2年 / 1470年頃 / 室町時代 | |
素 材 | 銅 |
金円世宝とは、琉球王国の尚円王時代の銅銭で、その鋳造目的は、日明貿易で用いられた永楽通宝の不足をまかなうためであったようです。表面には「金円世寶」と刻印されており、裏面は無紋です。「大世通宝」、「世高通宝」、とともに、「琉球三世銭」とも呼ばれています。金円世宝の鋳造枚数自体、あまり多くはなかったようですので、貴重な古銭といえます。換金をお考えで、相場や価値がわからずご不安の場合には、古銭買取専門のお店にご相談ください。
内閣制度創始100周年記念硬貨(ないかくせいどそうし100しゅうねんきねんこうか)
明治18年に初代内閣総理大臣伊藤博文が任命されて日本の内閣制度が発足し、昭和60年(1985年)に100周年を迎えた記念として発行された額面500円の白銅貨です。
デザインは表面が内閣総理大臣旧官邸、裏面は内閣の印相の図案となっています。
比較的入手が容易なミントセットによるコレクションには、値頃感があるためコレクターに人気があります。
お手元のこの硬貨を換金したい方は、信頼できる硬貨の専門業者に現在の相場がどうなっているか等をお問合せしてみましょう。
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