銅
刀貨(とうか)
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希少価値 | ★★★☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | ||
素 材 | 銅 |
春秋戦国時代に黄河下流領域で流通した貨幣の名称で、小刀のような形をしており、明刀と斉刀に分類されます。この地域では河川や湖が多く漁や狩猟で小刀が使われたため重宝され、このような貨幣が生まれたものとみられます。古銭などを取り扱っているお店で販売しているものもありますが、レプリカも多いようです。古銭買取のプロに査定してもらうのが、見極めるのには確実だと言えます。
布貨(ふか)
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希少価値 | ★★☆☆☆ |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 飛鳥時代 | |
素 材 | 銅 |
中国は春秋時代、青銅を鋳造して貨幣とするようになりました。そのひとつが布貨(ふか)で鋤の形をしており、晋・斉・韓・魏・趙・燕で用いられました。また布銭、布幣とも言われています。小判のように重ねて使うこともできたそうです。原価が銅ということで価値があまりないため、買取価格も数千円で取引されることが多いでしょう。ただ中国の古銭ということもあり、海外での価値が高い場合もあります。海外に詳しい専門家に聞いてみるとよいでしょう。
[新寛永] 正字背文(せいじはいぶん)
正字背文の寛永通宝とは、寛文8年に亀戸で発行された1文銭のことで、無地であるはずの背に「文」という文字が書かれています。
背文の字は、寛文の元号を現しているとされ、面の寛字とあわせています。
一般的に「文銭」と呼ばれ、その中でも、分類上の基本となる書体の物を、正字背字と呼びます。
書体の差によっては、コレクターにとって、とても価値のある物もあります。
お売りになる際には、ぜひ、古銭買取の専門店にご相談ください。
[新寛永] 小梅銭(こうめせん)
小梅銭とは、元文2年から、江戸の本所小梅村、現在ではスカイツリーが建っているあたりで鋳造されていた寛永通宝です。
小型で軽く、背面に「小」の文字が書かれていることが特徴です。
元文4年以降に作られた小梅銭よりも中央の穴が狭く作られているために「狭穿」とされています。
小梅銭の書体は、寛永通宝の中でも豊富なものになっていますので、適正な相場でお売りになりたい場合は、古銭の買取専門店に相談することが大切です。
[古寛永] 芝銭(しばせん)
芝銭は、寛永13年に江戸幕府によって銭座が設置された際に、最初に鋳造された寛永通宝で、古寛永と呼ばれる物の一種です。
「通」字の之繞、「永」字などの点が草書体となった「草点」のものが多いのが特徴です。
現在の東京都港区内にあたる、芝網縄手で鋳造されていました。
相場としては、150円前後と低めとなっていますが、鋳型を作るために利用した母銭などであれば、その価値が100倍になることもあります。
古銭を買取してもらう際は、価値がないと思わずに、価値をしっかり見極められるお店にお願いするのが得策です。
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