希少度5 ★★★★★
享保小判(きょうほうこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 500,000〜999,999円 | |
時代背景 | 正徳4年 / 1714年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
享保小判とは、元禄小判の登場以降、品位の低くなった小判を、高品位の慶長小判と同程度まで高めるという目的を持ち鋳造された小判です。
しかし、材料として元禄小判や宝永小判を用いたため、貨幣の流通量が下がり、インフレからデフレに経済が傾き、庶民に打撃を与える結果となりました。
享保小判の金含有量は86%ですから、K20相当の金貨ということになりますが、その価値は貴金属として以上のものです。
取引価格は状態の良いもので60万円であり、古銭買い取りにおいてもかなり良い値がつく小判です。
慶長小判(けいちょうこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 慶長6年 / 1601年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
慶長小判とは、関ヶ原の戦いの翌年、慶長6年に鋳造されたとされる小判です。
江戸幕府の歴史と共に誕生した小判というわけですが、この小判は江戸時代に鋳造された小判の中でも大型で、金の純度の高い立派な物でした。
表面に刻まれているござ目には数種類あり、それによって鋳造時期を知ることができます。
慶長小判はコレクターの間でも非常に人気のある小判です。
お売りになる際には、しっかりと査定できる古銭買取専門店に査定してもらえると安心です。
宝永小判(ほうえいこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 宝永7年 / 1710年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
宝永小判とは、江戸時代に鋳造された比較的小型の小判です。
これは、金の含有量を慶長金と同程度の品位に保ちつつ、流通量を確保するための施策でした。
この小判の前に鋳造された元禄小判は純度を下げて大きさを保つという方法でしたが、それが受け入れられなかったため、今度は小さくして純度を保つという方法にしたわけです。
宝永小判は小さいながらも高品位の金貨で、非常に価値の高い古銭ですので、お売りになる場合には、プロの鑑定士が在籍している古銭買取業者にご相談すると良いでしょう。
元禄小判(げんろくこばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 500,000〜999,999円 | |
時代背景 | 元禄8年 / 1695年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
元禄小判は慶長小判と同程度の大きさの小判ですが、金の含有量が30%ほど低い物になっています。
慶長小判2枚に銀を加え、3枚の元禄小判を作る、これは幕府の財務責任者である荻原重秀の経済政策が反映されたものでした。
この政策の結果として、当然ながら通貨の流通量は増し、経済発展が進み、日本は元禄文化の黄金期を迎えます。
江戸時代の経済を支えた元禄小判は、今でも価値の高い物です。
お手元の小判をお願いするか検討中でしたら、古銭の買取業者に一度は相談してみる事をおすすめします。
元禄大判金(げんろくおおばんきん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 元禄8年 / 1695年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
元禄大判金とは、江戸時代に鋳造された5種類の大判のうちの一つです。
形状は慶長大判金と同様ですが、裏面に鋳造された時期を表す「元」という刻印がされています。
この元禄大判金は鋳造枚数が3万枚ほどと多かったものの、のちに多くが鋳つぶされたため、希少性が高く、古銭としての相場も高いものとなっています。
貴重な元禄大判金をお売りになる際は、信頼のおける古銭買取の専門店にしっかり査定してもらえると安心です。
享保大判金(きょうほうおおばんきん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 享保10年 / 1725年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
江戸時代に鋳造された大判金は5種類ありますが、金の含有量やサイズがそれぞれ違っています。
その中でも享保大判金は、江戸初期に鋳造された高品位の大判金である慶長大判金と同等の品質です。
享保大判金は長い期間鋳造されたため、大判の表面に書かれた金座後藤家の墨書きに6種類が存在し、それぞれに価値が違います。
とくに初期の寿乗による墨書きは貴重品です。
とても高価なものなので、売る場合もしっかりお店選びをしないと、数万円単位で損をしてしまう可能性があります。
享保大判金の換金を検討であれば、専門知識のある古銭買取業者に依頼することが重要です。
万延大判金(まんえんおおばんきん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 万延元年 / 1860年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
万延大判金は日本で最後に鋳造された大判です。
この大判が鋳造されるまで、大判の主な利用法は報奨などの目的でしたが、万延大判金は通貨としても利用され、明治7年まで通用していました。
この大判の表面の模様には「たがね目」と「のし目」の2種類があり、たがね目のほうが古銭としての市場価値は高めのようです。
このほかにも大判の評価法はいくつかあり、鑑定眼が求められるものです。
万延大判金の換金ををお願いするか検討中でしたら、一度は古銭買取専門店に相談してみる事をおすすめします。
天保大判金(てんぽうおおばんきん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 享保9年 / 1838年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
天保大判金は、江戸時代に大判座により鋳造された大型の金貨です。
享保大判金によく似ていますが、たがねによってつけられた模様がやや太く、上下左右に押されている極印にも違いがあります。
金の含有量は67%ほどで、14金と18金の間程度の純度です。
天保大判金は、1887枚しか鋳造されておらず、とても希少価値の高い古銭ですが、墨書きの書き直しなど、状態により相場が変動します。
貴重な天保大判金を鑑定される場合は、専門知識のある鑑定士が在籍している、古銭買取業者へまずご相談されると良いでしょう。
大仏大判(だいぶつおおばん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 慶長13年 / 1608年 / 安土桃山時代 | |
素 材 | 金 |
大仏大判とは、徳川家康のすすめにより、京都東山の方広寺大仏殿を再建を行なった豊臣秀頼が鋳造した大型金貨で、そのために大仏大判と呼ばれています。
しかし、この大判鋳造の結果として、有名な「鐘銘事件」が引き起こされ、豊臣家は苦境に立たされることとなりました。
大仏大判の現在の価値は1000万円以上とされていますので、換金をお考えの際は、鑑定士が在籍する古銭買取の専門業者での査定が望ましいでしょう。
天正長大判金(てんしょうながおおばんきん)
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希少価値 | ★★★★★ |
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相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 文禄4年 / 1595年 / 安土桃山時代 | |
素 材 | 金 |
天正長大判金は、豊臣秀吉が鋳造をした世界で最大の金貨です。
縦が約17センチという、女性の手のひらほどもあるこの大判は、豊臣秀吉が聚楽第で金賦りをした際に用いられたとする説もあります。
この大判の現在の価値としては、数千万円とされていますから、秀吉の羽振りのよさがよくわかります。
貴重な天正長大判金をお売りになる場合には、古銭専門の買取業者にご相談いただき、鑑定士にしっかりとした査定をしてもらうことおすすめします。
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