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大正〜昭和の紙幣

大正〜昭和の紙幣
大正〜昭和の紙幣のイラスト
明治時代までの紙幣の種類は1円、5円、10円、20円の4種類でしたが、大正時代になると、10銭、20銭、50銭銀貨を鋳造するための銀が不足し、政府はこれらを急きょ銀貨から紙幣に変えました。

しかし、銭の紙幣は根付かず、発行からたったの6年で廃止されてしまいました。

そのため、銭の紙幣は現存数が少なく希少な割には、古銭の価値があまり高くありません。

それでも、発行を開始した年の大正6年発行の紙幣は価値が高いとされ、古銭の取引の対象になっています。

昭和になって発行された紙幣は、全てが古銭の買取対象で、特に高値なのは新品の20円札で、1枚100万円程度で取り引きされています。

人気のある大正〜昭和の紙幣

[日本銀行券B号]岩倉旧500円

[日本銀行券B号]岩倉旧500円:表 [日本銀行券B号]岩倉旧500円:裏 希少価値★★☆☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 昭和26年 / 1950年 / 昭和時代
素 材

五百円札は日本銀行券のひとつでB券とC券の2種類があります。

表の肖像はどちらも岩倉具視です。

1994年に発行が停止され、五百円硬貨に変わりました。

B券が最初に作られは全体的に茶色ぽく、C券は後から作られ全体的に青みをおびています。

買取価格は流通量が多いためかあまり高価になることはありませんが、数百円から数千円で取引されています。

ただ珍番やエラーがある紙幣は高価になることもあるため、一度チェックしてみることをおすすめします。

[日本銀行券A号]二宮1円(にほんぎんこうけんえーごう にのみや1円)

[日本銀行券A号]二宮1円(にほんぎんこうけんえーごう にのみや1円):表 [日本銀行券A号]二宮1円(にほんぎんこうけんえーごう にのみや1円):裏 希少価値★★★★☆
相場価格100,000〜499,999円
時代背景 昭和21年 / 1946年 / 昭和時代
素 材

[日本銀行兌換券]二宮1円は昭和21年の3月19日に発行が開始され、約12年間発行された紙幣です。

2017年現在も使用可能で、旧5円札や旧10円札もいまだに有効な銀行券とされています。

発行枚数が多かったため価値はさほど高くありません。

大体300円くらいで、買取相場は150円くらいが妥当なところのようです。

ただしプレミア要素がある『珍しい通し番号』『エラープリント』と呼ばれる印刷ミスの紙幣の場合は、買取専門店に出せば当然額面以上で買い取って貰えます。

お手持ちの古紙幣をチェックしてみてはいかがでしょうか。

[日本銀行兌換券] 裏赤200円(にほんぎんこうだかんけん うらあかに200えん)

[日本銀行兌換券] 裏赤200円(にほんぎんこうだかんけん うらあかに200えん):表 [日本銀行兌換券] 裏赤200円(にほんぎんこうだかんけん うらあかに200えん):裏 希少価値★★★★☆
相場価格100,000〜499,999円
時代背景 昭和2 / 1927年 / 昭和時代
素 材

[日本銀行兌換券]裏赤二百円は昭和2年の昭和金融恐慌の混乱の中で増大する紙幣の需要を賄うために、銀行預金の払い出しに備えて急造された紙幣です。

あまりにも急に作られたため裏面には赤い模様しかなく、そのため「ウラアカ」と呼ばれました。

結局は民衆の手に渡ることはなく死蔵され失効しました。

とにかく流通が少ないことから価値は高く、買取価格は数万円から数十万円と高額で取引されます。

取引の際には信用できる専門家に相談した方がよいでしょう。

[日本銀行券C号]聖徳太子1万円

[日本銀行券C号]聖徳太子1万円:表 [日本銀行券C号]聖徳太子1万円:裏 希少価値★★★☆☆
相場価格10,000〜49,999円
時代背景 昭和33年 / 1958年 /
素 材

聖徳太子万円札C号は日本銀行券で最高額の紙幣です。

初の一万円券として発行されると、高度経済成長の一端を担い広まりました。

表には聖徳太子が刻まれ、法隆寺夢殿の透かしがはいっており、C号券とも呼ばれます。

通常は一万円前後で取引されることが多い品ですが、美品や一桁ナンバー、ぞろ目、ミスプリントなどは高額になる可能性もあります。

保存状態が良ければ、数万円から数十万円の価値になることもありますので、気になるのであれば、専門家にみてもらうと良いでしょう。

[大正政府紙幣]10銭(たいしょうせいふしへい 10せん)

[大正政府紙幣]10銭(たいしょうせいふしへい 10せん):表 [大正政府紙幣]10銭(たいしょうせいふしへい 10せん):裏 希少価値★★☆☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 大正6年 / 1917年 / 大正時代
素 材

第一次世界大戦により、銀価格の高騰が起き、大正政府は銀貨の鋳造を停止せざるをえなくなったため、補助通貨の不足を補う目的で、10銭、20銭、50銭の政府紙幣を発行しました。

デザイン自体は、明治時代に発行していた政府紙幣を流用した物ですが、硬貨のように発行年数が印字されているのが特徴です。

大正政府紙幣は、発行年や状態により相場が変わってきます。

売買を考えた場合には、古銭の買取業者に査定依頼することをおすすめします。

[政府紙幣]靖国50銭(せいふしへい やすくに50せん)

[政府紙幣]靖国50銭(せいふしへい やすくに50せん):表 [政府紙幣]靖国50銭(せいふしへい やすくに50せん):裏 希少価値★☆☆☆☆
相場価格500〜999円
時代背景 昭和17年 / 1942年 / 昭和時代
素 材

日中戦争が始まると紙幣を増産しなくてはいけなくなりました。

必要に迫られて製造された紙幣のひとつが靖国五拾銭です。

表には靖国神社が描かれており、当時の時世を反映した政治色の強いデザインとなっています。

流通量が多いためか、買取価格は低く、通常数百円程度で売買されていますが、極美品でも数千円ほどですので、他の古銭と一緒に買い取ってもらうなど工夫が必要かもしれません。

一度専門店へ持ち込み、査定額を調べてもらっても良いですし、歴史的にも珍しい品なので手元に置いておくのもよいでしょう。

[大正兌換銀行券]大正武内5円(たいしょうだかんぎんこうけん たけのうち5えん)

[大正兌換銀行券]大正武内5円(たいしょうだかんぎんこうけん たけのうち5えん):表 [大正兌換銀行券]大正武内5円(たいしょうだかんぎんこうけん たけのうち5えん):裏 希少価値★★☆☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 大正5年 / 1916年 / 大正時代
素 材

大正兌換銀行券とは、大正時代に日本銀行により発行された紙幣です。

第一次世界大戦の影響で、日本は空前の好景気になったため、紙幣での取り引きを円滑に行なう目的で、20円紙幣が新たに発行されるようになりました。

兌換券とされていますが、大正6年から30年まで、日本の金本位制度が停止していたため、銀貨等への交換は行なわれませんでした。

大正兌換銀行券は、状態などにより価値が変わってきますので、信頼のおける買取業者に査定してもらうと良いでしょう。

昭和政府紙幣(しょうわせいふしへい )

昭和政府紙幣(しょうわせいふしへい ):表 昭和政府紙幣(しょうわせいふしへい ):裏 希少価値★★☆☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 昭和13年 / 1938年 / 昭和時代
素 材

昭和政府紙幣とは、戦前から戦後にかけて、50銭貨幣の代わりに発行された紙幣です。

年代順に、富士山、靖国神社、板垣退助の紙幣が存在し、さらに靖国神社には、戦前、戦後で「大日本帝国」「日本帝国」の2種類が存在します。

昭和政府紙幣は、1953年に「銭」という単位がなくなるのと同時に、通用が廃止されました。

古札の場合は、その状態により価値が変わってきますので、お持ちの昭和政府紙幣を売る予定があれば、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。

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