希少度1 ★☆☆☆☆
本座 長郭(ほんざ ちょうかく)
本座銭とは、江戸時代末期の天保6年から鋳造された小判型の貨幣で、本座とは、この貨幣を鋳造する中心となった金座のことを指しています。
盗鋳、民鋳が相次ぎ、その価値は下がったものの、明治に入っても通用していました。
その中でも、最初に発行されたものが長郭となります。
特徴は、表面から見たとき、中心に開いている穴が、縦長になっていることです。
天保通宝も、他の古銭同様、多種多様な分類がありますから、古銭を買い取ってもらう際には、専門知識のある業者さんに鑑定してもらいましょう。
[在日米軍軍票]A1円券(ざいにちべいぐんぐんひょう えーいちえんけん)
希少価値 | ★☆☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和21年 / 1946年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
在日米軍 A1円券は大東亜戦争の敗戦後、GHQ(連合軍総司令部)の布告により発行された紙幣です。
日本の統治下に合った地域を想定して作られており、朝鮮で使用されました。
外国発行の軍票が法定通貨となった唯一の事例です。
市場で見かけることが多く、買取価格はあまり高くならない傾向にあります。
千円から二千円ぐらいが相場ですが、歴史的な価値があるため、今後価格が高くなる可能性はあります。
保存状態に気を付けて保管しておくと良いでしょう。
[政府紙幣]靖国50銭(せいふしへい やすくに50せん)
日中戦争が始まると紙幣を増産しなくてはいけなくなりました。
必要に迫られて製造された紙幣のひとつが靖国五拾銭です。
表には靖国神社が描かれており、当時の時世を反映した政治色の強いデザインとなっています。
流通量が多いためか、買取価格は低く、通常数百円程度で売買されていますが、極美品でも数千円ほどですので、他の古銭と一緒に買い取ってもらうなど工夫が必要かもしれません。
一度専門店へ持ち込み、査定額を調べてもらっても良いですし、歴史的にも珍しい品なので手元に置いておくのもよいでしょう。
稲五銭白銅貨(いねごせんはくどうか)
太平洋戦争で航空機の重要性が高まり、軽いアルミニウム素材の需要が増したため、カラス一銭アルミ貨の量目を減らして、この硬貨が発行されました。
表面が菊の紋章、富士山、瑞雲で、裏面は左右が逆になったような漢字の「一」の文字で、当時の大蔵大臣河田蔵相によるもののようです。
昭和18年には五銭、十銭アルミニウム貨と同様にさらに重量が0.65gから0.55gへと減り、やがて製造中止となりました。
買取をお考えなら、硬貨の価値を正確に評価してくれる、古銭やコインの買取店へ依頼するのがポイントです。
富士一銭アルミ貨(ふじ1せんあるみか)
太平洋戦争で航空機の重要性が高まり、軽いアルミニウム素材の需要が増したため、カラス一銭アルミ貨の量目を減らして、この硬貨が発行されました。
表面が菊の紋章、富士山、瑞雲で、裏面は左右が逆になったような漢字の「一」の文字で、当時の大蔵大臣河田蔵相によるもののようです。
昭和18年には五銭、十銭アルミニウム貨と同様にさらに重量が0.65gから0.55gへと減り、やがて製造中止となりました。
正確な価値を知りたいのであれば、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
十銭アルミ青銅貨(10せんあるみせいどうか)
昭和12年の日中戦争以来ほぼ戦時体制下となり、ニッケル貨の製造は中止されました。
その代用としてアルミニウムと銅の合金が使用されました。
デザインは表面は菊の紋章・波浪と旭日、裏面は桜花です。
材質としてのアルミ青銅はフランスの発行例に倣ったもので、戦時貨幣の材質として世界各国で流行っていたようです。
新しいものは金貨のような光沢があり人気がありました。
売却をお考えの際は、硬貨の価値を理解してくれる専門家に依頼するのがベストと言えます。
開元通宝(かいげんつうほう)
希少価値 | ★☆☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 推古天皇29年 / 621年 / 飛鳥時代 | |
素 材 | 銅 |
開元通宝とは、中国の唐代に鋳造された貨幣です。
これをお手本に、日本で和同開珎が作られました。
現在では、上下、右左に「開元通宝」と読みますが、当時は、和同開珎同様に、時計回りで「開通元宝」と読んでいたようです。
開元通宝は、1000年という長い期間流通したため、16分類273種と、書体のバリエーションが非常に豊富です。
開元通宝の換金を考えるならば、本来の価値を見極められる、古銭の買取を専門に行なっているお店に、鑑定してもらうことが大切になります。
永楽通宝(えいらくつうほう)
永楽通宝とは、明で鋳造された貨幣です。
日本には日明貿易によってもたらされました。
慶長13年に江戸幕府から通用禁止令が出されますが、それ以降も寛永通宝などに混じって利用されていたようです。
また、この貨幣は、織田信長が旗印にしたことでも有名で、人気のある古銭でもあります。
永楽通宝と書かれている古銭の中には、プレミアも存在します。
コレクターに人気のある古銭ですので、お売りになりたいとお考えの場合は、古銭買取の専門店で鑑定してみることをおすすめします。
[新寛永] 下野国足尾銭(しもつけのくにあしおせん)
足尾銭とは、寛保元年から、銅の産出量が減少し、困窮した足尾銅山を救済するために鋳造されたとされる寛永通宝です。
背面に「足」と書かれていることと、サイズにばらつきが多いのが特徴となっています。
「足字銭」とも呼ばれており、かつてはお銭のことを「おあし」(お足)と言われ、足字銭が語源とも言われています。
足尾銭は、サイズが大きなものであれば、思わぬ価値がある場合もありますから、換金をお考えの際には、古銭の買取を専門とするお店に持ち込むことが最善と言えます。
カラス 一銭黄銅貨(からす 1せんおうどうか)
この一銭黄銅貨は、昭和12年の支那事変の影響を強く受けています。
これまでの青銅貨で使用された錫は軍事上重要な金属であったため、この新貨幣の素材は、青銅から黄銅へと変更され、戦中貨幣のトムバック黄銅と呼ばれる赤っぽい素材が使用されています。
デザインは表面が波と八稜鏡に菊と桐の紋章、裏面は桜花の背景に八咫カラスです。
カラスの印象が強いため、一般に「カラス一銭黄銅貨」の名称で呼ばれています。
買取をお願いするか検討中でしたら、買取専門店へ相談してみるのが良いでしょう。
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