富士一銭アルミ貨(ふじ1せんあるみか)
富士一銭アルミ貨(ふじ1せんあるみか)
太平洋戦争で航空機の重要性が高まり、軽いアルミニウム素材の需要が増したため、カラス一銭アルミ貨の量目を減らして、この硬貨が発行されました。
表面が菊の紋章、富士山、瑞雲で、裏面は左右が逆になったような漢字の「一」の文字で、当時の大蔵大臣河田蔵相によるもののようです。
昭和18年には五銭、十銭アルミニウム貨と同様にさらに重量が0.65gから0.55gへと減り、やがて製造中止となりました。
正確な価値を知りたいのであれば、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。