昭和時代(1926~1989)
菊十銭アルミ貨(きく10せんあるみか)
昭和16年の太平洋戦争で、戦略物資としての銅を確保するためにアルミ100%のこの硬貨が作られました。
表が菊の紋章と枝葉、裏が桜の花になっています。
戦争が長期化してさらに深刻な金属不足となり、ついにアルミニウムの確保のため、昭和16年8月と昭和18年2月に貨幣の量目が変更され、その昭和18年銘を最後に製造が中止になりました。
この2度にわたる量目変更により3種類の量目の異なるバージョンがあります。
お売りの際は専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますので、ぜひご利用されると良いでしょう。
昭和政府紙幣(しょうわせいふしへい )
![]() ![]() |
希少価値 | ★★☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 昭和13年 / 1938年 / 昭和時代 | |
素 材 | 紙 |
昭和政府紙幣とは、戦前から戦後にかけて、50銭貨幣の代わりに発行された紙幣です。
年代順に、富士山、靖国神社、板垣退助の紙幣が存在し、さらに靖国神社には、戦前、戦後で「大日本帝国」と「日本帝国」の2種類が存在します。
昭和政府紙幣は、1953年に「銭」という単位がなくなるのと同時に、通用が廃止されました。
古札の場合は、その状態により価値が変わってきますので、お持ちの昭和政府紙幣を売る予定があれば、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
イーグル金貨(いーぐるきんか)
![]() ![]() |
希少価値 | ★☆☆☆☆ |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 昭和61年 / 1986年 / 昭和時代 | |
素 材 | 金 |
イーグル金貨とは、米国造幣局が発行する地金型金貨です。
表面には自由の女神、裏面にはアメリカの国鳥である白頭鷲の姿が描かれている、いかにもアメリカらしい金貨です。
1オンスから1/10オンスの4種類が発行されていますが、それぞれ、造幣局での販売価格と記念硬貨市場での価格差は1.4倍ほどですので、投資としての価値も十分にあると言えます。
金貨についても、もちろん、古銭買取のお店で換金することができますので、鑑定士が在籍する古銭やコインの専門店への依頼が望ましいでしょう。
おすすめ記事