その他の穴銭
鐚銭とは室町時代から江戸時代初期にかけて、民間で鋳造された粗悪な貨幣を指します。
支払を渋るときに言う「びた一文払わない」の「びた」の語源となったのが鐚銭です。
寳永通寳は、保存状態がいいものは古銭の価値が高く、古銭の買取では10,000円以上の値が付くものもあります。
人気のあるその他の穴銭
淳熙元宝(じゅんきげんぽう)
淳熈元宝とは、南宋の第2代皇帝孝宗の時代に鋳造された銭貨です。
南宋で鋳造された銭貨の背面には、鋳造された年数が刻印されているため、南宋番銭と呼ばれ、コレクターから親しまれていますが、この銭貨は七から始まり、十六までが存在します。
真書、篆書、隷書体があり、物によっては5,000円から1万円以上の価値で取引がされています。
人気のある古銭ですので、古銭買取のを利用することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
貞享通宝(じょうきょうつうほう)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 貞享元年 / 1684年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
江戸幕府の5代将軍、徳川綱吉の時代、天和4年2月21日、讖緯説で政治上の変革が起こるとされる甲子革令に当たるため、その厄災を避ける目的で、元号が貞享と改元されました。
この年に鋳造された銀銭が貞享通宝です。
表面には「貞享通寶」、背面には「甲子」の文字が刻印されています。
この銀銭は、試鋳銭にとどまったため、現存数も少なく、価値のある古銭と言えます。
貞享通宝をお売りになりたい方は、古銭買取専門店をご利用するのが最もおすすめです。
元禄開珍(げんろくかいちん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 元禄6号 / 1693年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代、様々な文化が発展していく中、庶民の間で絵銭という貨幣の類似品が鋳造されるようになりました。
絵銭は、お守り、記念品、おもちゃとして利用され、元禄開珍もその中の一つとして伝わっています。
表面には「元禄開珎」、裏面には、「一ト」という文字や、鶏の絵が刻印されています。
絵銭は収集家も多く、人気の古銭です。
高値での売買をご希望であれば、古銭の買取を行っているお店を利用することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
元禄開珍(げんろくかいちん)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 元禄6号 / 1693年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
江戸時代、様々な文化が発展していく中、庶民の間で絵銭という貨幣の類似品が鋳造されるようになりました。
絵銭は、お守り、記念品、おもちゃとして利用され、元禄開珍もその中の一つとして伝わっています。
表面には「元禄開珎」、裏面には、「一ト」という文字や、鶏の絵が刻印されています。
絵銭は収集家も多く、人気の古銭です。
より高い価値での売却をご希望の場合には、古銭買取専門店ですと高額査定が期待出来ます。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や私鋳された鐚銭などもあり、書体や状態によっては、非常に希少で価値の高い物もあります。
古銭買取の専門業者に、価値を正確に査定してもらうことで、納得のいく買取につながるでしょう。
皇宋通宝(こうそうつうほう)
皇宋通宝とは、北宋時代の中国の貨幣です。
この貨幣は、日本に大量に輸出されたため、寛永通宝ができる以前に、最も流通していた渡来銭でした。
書体は、真書体・篆書体の物が存在します。
大量に鋳造されたようですが、状態のいい物が少ない古銭です。
相場としては低い物になりますが、状態のいい物には必ず需要がある古銭ですので、古銭の専門店に査定を依頼するというのも一つの方法です。
洪武通宝(こうぶつうほう)
洪武通宝とは、中国の明代に鋳造されるようになった貨幣です。
日本では、寛永通宝が鋳造されるまで、渡来銭として利用されていました。
北京、浙江、江西、広東、福建など、その鋳造地を示す文字が貨幣の背面に記されている物もあり、書体などのバリエーションもかなり豊富となっています。
素人ではどの程度の価値があるか判断しにくい物ですので、洪武通宝を売りたい場合には、古銭専門の鑑定士がいる業者に依頼した方が安心でしょう。
慶長通宝(けいちょうつうほう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 慶長11年 / 1606年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
慶長通宝は、それまで広く流通していた永楽通宝に代わる銭貨として、江戸幕府により鋳造されたと言われています。
幕府により一から製造された鋳型により鋳造された物と、永楽通宝から「永楽」の文字を削って改造した物を鋳型とした私鋳銭が存在し、その鋳造方法や書体などにより、古銭としての価値に大きな差があります。
ですので、慶長通宝をお売りになる場合、古銭専門の鑑定士がいる古銭買取業者に、査定してもらうことがとても重要です。
開元通宝(かいげんつうほう)
希少価値 | ★☆☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 推古天皇29年 / 621年 / 飛鳥時代 | |
素 材 | 銅 |
開元通宝とは、中国の唐代に鋳造された貨幣です。
これをお手本に、日本で和同開珎が作られました。
現在では、上下、右左に「開元通宝」と読みますが、当時は、和同開珎同様に、時計回りで「開通元宝」と読んでいたようです。
開元通宝は、1000年という長い期間流通したため、16分類273種と、書体のバリエーションが非常に豊富です。
開元通宝の換金を考えるならば、本来の価値を見極められる、古銭の買取を専門に行なっているお店に、鑑定してもらうことが大切になります。
寳永通寳(ほうえいつうほう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 宝永5年 / 1708年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
寳永通寳は、江戸時代に京都で鋳造された銅銭で、当時の人々には大銭と呼ばれていました。
表面には「寳永通寳」と記され、背面には「永久世用」と刻まれていますが、この銭貨自体の流通期間は、1年間という非常に短いものでした。
寳永通寳は、「寶」と「永」という文字の書体の違いにより、その価値が大きく変わってきます。
寳永通寳の換金を考えるなら、プロに鑑定してもらえる買取専門業者ですと、価値も判断できますので、状態によっては高額での換金も期待できます。
元和通寳(げんなつうほう)
希少価値 | ★★★★★ | |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 江戸時代 元和元年~3年ごろ / 1615年~1617年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
元和通寶は、江戸時代に鋳造された銭貨です。
この銭貨には公式な記録がなく、どういった理由で、どの程度の枚数が鋳造されたのか、また、本当に江戸幕府により鋳造されたのかも、まだはっきりとはわかっていません。
市場での流通枚数も少なく、非常に価値のある古銭であると言えます。
お手元にある元和通寶の価値が知りたいのであれば、古銭商など、古銭買取の専門家に鑑定依頼をしてみるのも良いでしょう。
永楽通宝(えいらくつうほう)
永楽通宝とは、明で鋳造された貨幣です。
日本には日明貿易によってもたらされました。
慶長13年に江戸幕府から通用禁止令が出されますが、それ以降も寛永通宝などに混じって利用されていたようです。
また、この貨幣は、織田信長が旗印にしたことでも有名で、人気のある古銭でもあります。
永楽通宝と書かれている古銭の中には、プレミアも存在します。
コレクターに人気のある古銭ですので、お売りになりたいとお考えの場合は、古銭買取の専門店で鑑定してみることをおすすめします。
鐚銭(びたせん・びたぜに)
鐚銭とは、室町時代から江戸時代の日本で、渡来銭や皇朝銭をそのまま型に用いるなどして、私的に鋳造され、流通していた貨幣のことを指しています。
文字が判読できない物や、縁がつぶれている物、一回り小さい物など、よく言えば趣のある外見を持つことが特徴です。
「びた一文」という言葉は、まさにこれらの貨幣のことを指しているわけですが、古銭としての価値は「びた一文」というわけではありません。
鐚銭を売る場合には、専門の古銭買取業者に依頼し、専門の鑑定士にご相談ください。
朝鮮通宝(ちょうせんつうほう)
朝鮮通宝とは、1425年から李氏朝鮮によって鋳造された銅銭で、日本国内でも渡来銭として発掘されることがあります。
この銅銭1枚に対し米一升という高い価値が与えられていましたが、当時、一般に物々交換が盛んであったため、あまり受け入れられず、短い期間のみの鋳造であったようです。
朝鮮通宝は、書体の違いなどによって、万単位の価値を持つ物もございますので、古銭買取のお店に鑑定を依頼し、換金をされると良いでしょう。
元和通宝(げんなつうほう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 元和2年 / 1617年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀、 銅 |
元和通宝とは、江戸時代の元号を銭銘とした銅銭で、正式な鋳造記録がないため、幕府によって鋳造された銭貨であるのか、発行目的は何なのかなど、謎の多い銭貨です。
銅銭と銀銭がありますが、慶事記念用であったようです。
全体に現存数も少なく、実際に通用しなかった試鋳銭のみであるとも考えられています。
元和通宝は、非常に価値の高い古銭ですので、古銭買取の専門店に一度査定に出すことを検討してみてはいかがでしょうか。
叶手元祐(かのうげんゆう・かのうでげんゆう)
希少価値 | ★★☆☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
叶手元祐とは、日本国内で私鋳された鐚銭です。
表面に宋銭の「元佑通宝」と同じ銭文があり、背面に「口」と「叶」がある物を区別し「叶」と呼ぶようになり、それと共通した書体を持つ一群の銅銭を叶手元佑と呼ぶようになりました。
「叶」以外にも、「一」「八」「真」等の文字が刻まれた物や、無背の物があります。
叶手元祐は、書体などにより10万円以上の価値も見込める古銭ですので、古銭買取の専門店に査定依頼すると良いでしょう。
咸豊通宝(かんぽうつうほう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 咸豊元年 / 1851年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅、 鉄 |
咸豊通宝とは、清王朝の第9代皇帝咸豊帝の時代に鋳造された銭貨で、清朝銭としては珍しく、銅銭と鉄銭の2種類が鋳造されています。
金種は当五、当十、当百、当五十、当百、当千まであり、それぞれに価値は様々ですが、とくに大型の物は、高い価値で取引をされています。
近代になって作られた模造品も多くありますので、古銭の名前だけで判断しないほうが良いでしょう。
換金をお考えの場合は、古銭買取専門店などで、しっかりと査定をしてもらうのがいいでしょう。
太平通宝(たいへいつうほう)
太平通宝とは、太平興国元年、北宋の第2代皇帝太宗の時代に鋳造された銅銭で、銭貨が不足していた日本に輸出され、渡来銭としても利用されていました。
表面には「太平通寶」と刻印され、裏面は無紋です。
太平通宝には、北宋で鋳造され通用していた銭貨とは別に、絵銭や、私鋳された鐚銭などもあり、また、書体や状態によっては、非常に希少で、価値の高い物もあります。
換金をお考えの場合は、的確な鑑定ができる古銭の買取専門業者をご利用ください。
二字宝永(にじほうえい)
二字宝永とは、宝永通宝の発行に先立って、宝永4年に試鋳された銅製の試鋳銭で、表面の左右に「寳永」の二文字が刻印されているため、このように呼ばれています。
背面には、上下左右に「万代通用」と刻印されています。
この銅銭は試鋳銭ですので、現存枚数も少なく、非常に価値のある古銭の一つです。
二字宝永の換金をお考えの場合は、まず、古銭の買取を専門に行っている業者に、鑑定依頼をすることをおすすめいたします。
お手元にある二字宝永の換金をお考えの場合は、まずは古銭の買取を専門に行っている業者に、査定依頼してみてはいかがでしょうか。
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