絵銭
絵銭(えせん)とは、銭の形をしていますが、本物の貨幣ではなく、おもちゃの貨幣です。
絵銭は室町時代から、江戸時代、明治・大正時代までの間に、さまざまな人により、さまざまな目的で鋳造され、表面や裏面に絵が描かれていることから、現代では絵銭と呼ばれています。
絵銭は古銭の買取相場で、約1,500円程度からですが、古銭の価値が高い「浅間銭」の南蛮人図柄のものなどは、状態のいいもので110,000万円以上の価格が付く場合がありますので、おもちゃといえども侮れません。
絵銭は室町時代から、江戸時代、明治・大正時代までの間に、さまざまな人により、さまざまな目的で鋳造され、表面や裏面に絵が描かれていることから、現代では絵銭と呼ばれています。
絵銭は古銭の買取相場で、約1,500円程度からですが、古銭の価値が高い「浅間銭」の南蛮人図柄のものなどは、状態のいいもので110,000万円以上の価格が付く場合がありますので、おもちゃといえども侮れません。
人気のある絵銭
五位堂銭 菊(ごいどうせん きく)
五位堂銭は、銭とつきますが、貨幣として作られたのではありません。
五位堂は鋳物で有名な場所ですが、その鋳物を作る際、溶けた鉄が残ります。
その鉄を用い職人さんたちは、菊などの文様をあしらった、子ども用の「石けり」を作りました。それが五位堂銭というわけです。
近代でも、子どものおもちゃに驚くような価値がつくことがありますが、この五位堂銭も同様です。
もし、五位堂銭を売るのであれば、絵銭を含めた古銭の買取専門店を利用することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
水戸虎銭(みとこせん、みととらせん)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 慶応3年 / 1867年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
水戸虎銭は、幕末の日本で鋳造された地方銭の一種で、もともとは、水戸藩の銭座が吹き始めの際に、記念としてまいた蒔銭(まきぜに)であったと言われています。
表裏の判断には諸説あり、より深く刻印されているほうが表面とされています。
古銭は状態などによって価値が上下するものですので、水戸虎銭をより高くお売りになりたい場合には、古銭の買取実績がある鑑定士が在籍しているお店に相談されることをおすすめいたします。
絵銭 大迫銭(えせん おおはさません)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 慶応2年 / 1866年 / 江戸時代 | |
素 材 | 鉄 |
盛岡藩の大迫銭座では、寛永通宝以外に、縁起物として絵銭も鋳造していましたが、その中でもとくに、駒曳銭は金運のお守りとして人気がありました。
大迫で鋳造された駒曳銭の特徴は、一生懸命に馬を引いているのが猿であるということです。
盛岡では農耕馬の健康を守る動物として、猿が信仰されていました。
大迫銭は遠野の歴史と文化を感じさせてくれる、価値のある物です。
迫銭の絵銭は通貨ではありませんが、古銭の買取を行なっているお店でお売りになることもできますので、価値が知りたい方はぜひご相談してみてください。
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