希少度3 ★★★☆☆
交鈔 中統元宝交鈔(こうしょう ちゅうとうげんぽうこうしょう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 1260年 / 鎌倉時代 | |
素 材 | 紙 |
交鈔とは中国の金王朝と元王朝の時代に発行された紙幣を指します。
元のもとでは1260年から1356年にかけて中国で流通しました。世界初の紙幣としては宋の交子がありますが、交鈔はさらに広範な領域で通貨として流通しました。
宋の交子が当初は鉄貨の引換券だったのに対して、交鈔は当初から通貨として発行されたという特徴をもっています。
中国の貨幣は海外でも人気な場合があるので、古銭の価値がわかる方に査定してもらうと高額価値があるかもしれません。
鑑定士が在籍する古銭買取の専門店での査定が望ましいでしょう。
交子・会子(こうし かいし)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
時代背景 | 平安時代 | |
素 材 | 紙 |
交子は宋(北宋)に始まる、世界最古の紙幣といわれています。
当時は重い鉄銭が主流でその不便さを解消するために商人たちの組合から紙幣という形で発行されました。
さらにそののち南宋の時代にが製造した紙幣を会子といいます。
もしこのような古紙幣をお持ちなら、レプリカも多いようなので、古銭専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますのでぜひ利用されると良いでしょう。
琉球通寶(りゅうきゅうつうほう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文久2年 / 1862年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
琉球通寶は、江戸幕府の認可を得た薩摩藩により鋳造された銅銭です。天保通宝によく似た小判形の當百と、円形の半朱があります。書体の変化や、使用している銅合金の色の変化も豊富で、中には10万円以上の価値を持つ物も存在します。このように、分類の多い古銭の価値は、ぱっと見では判断しづらいものですから、もしも琉球通寶をお売りになりたい場合には、古銭買取の専門店で鑑定してもらうことが重要になります。
水戸虎銭(みとこせん、みととらせん)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 慶応3年 / 1867年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
水戸虎銭は、幕末の日本で鋳造された地方銭の一種で、もともとは、水戸藩の銭座が吹き始めの際に、記念としてまいた蒔銭(まきぜに)であったと言われています。
表裏の判断には諸説あり、より深く刻印されているほうが表面とされています。
古銭は状態などによって価値が上下するものですので、水戸虎銭をより高くお売りになりたい場合には、古銭の買取実績がある鑑定士が在籍しているお店に相談されることをおすすめいたします。
慶長通宝(けいちょうつうほう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 慶長11年 / 1606年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
慶長通宝は、それまで広く流通していた永楽通宝に代わる銭貨として、江戸幕府により鋳造されたと言われています。
幕府により一から製造された鋳型により鋳造された物と、永楽通宝から「永楽」の文字を削って改造した物を鋳型とした私鋳銭が存在し、その鋳造方法や書体などにより、古銭としての価値に大きな差があります。
ですので、慶長通宝をお売りになる場合、古銭専門の鑑定士がいる古銭買取業者に、査定してもらうことがとても重要です。
秋田藩 広郭(あきたはん こうかく)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 幕末 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
保通宝の中で、藩鋳銭と呼ばれる物は、本来は鋳造の権利のない各藩が秘密裏に鋳造した、いわば、偽造通貨です。
秋田藩鋳銭も、その例にもれず、密鋳された銭貨で、裏に描かれた花紋が大きめであることが特徴です。
広郭というのは、中央の穴の周りにある縁が幅広であることを示しています。
文字も縦長で、背の花押が特に大きいです。
秋田藩鋳銭の相場は、1万円以上とされていますので、お売りになる場合は、古銭の価値を正しく評価できる、古銭専門の買取業者がおすすめです。
新20円金貨(しん20えんきんか)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 明治30年 / 1897年 / 明治時代 | |
素 材 | 金、 銅 |
新20円金貨は、日本において金本位制が確立された明治30年に発行され、以来、昭和7年まで、たびたび発行された20円金貨です。
旧20円金貨と比べると重量は半分で、発行枚数も多いため、比較的手に入りやすい金貨といえます。
そのため、コインのコレクターには大変に人気の高い金貨でもあります。
新20円金貨は、発行年や、その状態により買取相場が大きく異なりますので、プロの鑑定士に
正しい価値を見出してもらうことが重要です。
換金をお考えの際は、売買実績のある古銭買取業者を是非利用されることをおすすめします。
鐚銭(びたせん・びたぜに)
鐚銭とは、室町時代から江戸時代の日本で、渡来銭や皇朝銭をそのまま型に用いるなどして、私的に鋳造され、流通していた貨幣のことを指しています。
文字が判読できない物や、縁がつぶれている物、一回り小さい物など、よく言えば趣のある外見を持つことが特徴です。
「びた一文」という言葉は、まさにこれらの貨幣のことを指しているわけですが、古銭としての価値は「びた一文」というわけではありません。
鐚銭を売る場合には、専門の古銭買取業者に依頼し、専門の鑑定士にご相談ください。
秋田銀判 四匁六分(あきたぎんばん しもんめろくぶ)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 文久3年 / 1863年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銀 |
秋田銀判の四匁六分は、縦が約67ミリ、横が約39ミリの大ぶりの銀貨です。
幕末に国内の貨幣が不足したため、幕府が鋳造を許可した地方貨幣の一つです。
幕府発行の一分銀が二匁三分でしたから、四匁六分は二分相当として通用しました。
使用されている銀は非常に高品質で、その純度は95%ほどあります。
秋田銀判は、落ち着いた色彩に荒々しい独特のうねりを持つ、魅力的な外見をした古銭です。
この銀判の価値を調べたい場合は、鑑定士が在籍する古銭買取専門店での査定が望ましいでしょう。
日露戦争軍票(にちろせんそうぐんぴょう)
希少価値 | ★★★☆☆ | |
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相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 明治38年 / 1905年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
日露戦争軍票とは、日露戦争中、戦場となった満州や朝鮮半島で使用されていた疑似紙幣の一種です。
明治通宝のデザインがそのまま流用されていますが、現地での使用を考え、裏面にはハングルでのただし書きも記されています。
この軍票は銀貨に交換が可能でしたが、日露戦争は日本の勝利で終わったため、記念として持ち帰る人も多かったようです。
身内からもらい受けられた日露戦争軍票がお手元にあって、価値を調べたいのなら、古銭を買取するお店に相談されることをおすすめします。
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