希少度4 ★★★★☆
[古寛永]二水永(にすいえい)
寛永通宝は、江戸時代に広く流通した銭貨です。
その中でも二水泳は、寛永3年に水戸の富商・佐藤新助が、江戸幕府と水戸藩の許可を得て鋳造したものです。
表面には漢字の「二」と「水」字を組み合わせたようにな「永」の字が刻まれており、これから二水永の名がついたといいます。
裏面の下部には「三」と鋳込まれ、鋳造年の「寛永三年」を意味しています。
江戸初期に今までの北宋銭や明銭の交換用として使われていました。
買取価格は、数万円ほどです。
寛永通宝自体、江戸時代250年に渡り作られおり、希少価値としてはさほど高くありません。
秋田波銭(あきたなみせん)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 文久2年 / 1862年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
秋田波銭とは、現在の秋田県にある阿仁鉱山で用いるために鋳造されたとされる銅銭です。銭貨の中央に穴が開いておらず、銭貨の外周を飾る縁もないという、独特の外見を持っています。表面にはその名前のとおり、青海波の波模様が描かれており、そのため、波銅とも呼ばれています。秋田波銭は価値の高い古銭ですので、お売りになる場合には、古銭の買取を専門に行なう業者に依頼することが大切です。
五位堂銭 菊(ごいどうせん きく)
五位堂銭は、銭とつきますが、貨幣として作られたのではありません。
五位堂は鋳物で有名な場所ですが、その鋳物を作る際、溶けた鉄が残ります。
その鉄を用い職人さんたちは、菊などの文様をあしらった、子ども用の「石けり」を作りました。それが五位堂銭というわけです。
近代でも、子どものおもちゃに驚くような価値がつくことがありますが、この五位堂銭も同様です。
もし、五位堂銭を売るのであれば、絵銭を含めた古銭の買取専門店を利用することで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
筑前通宝(ちくぜんつうほう)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 1863年 / 文久3年 / 江戸時代 | |
素 材 | 銅 |
筑前通宝とは福岡藩により鋳造された、天保通宝によく似た小判型の穴銭です。江戸幕府から地方銭として発行の許可が出なかったため、試鋳銭のみの鋳造となっていますので、現存数がとても少なく、非常に貴重な古銭だといえます。その希少性から、近年になってから作られたレプリカも多く存在しますので、お売りになる場合には、その価値や相場をよく理解している古銭買取店に鑑定をしてもらうことが大切となります。
[新国立銀行券]かじや5円(しんこくりつぎんこうけん かじや5えん )
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 明治11年 / 1878年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
アメリカで印刷された旧国立銀行券に変わり、日本で初めて製造・発行された洋式の紙幣です。
明治9年国立銀行の設立が相次ぎ、多額の銀行紙幣が必要となり、アメリカに発注した旧国立銀行5種、合計1500万円では不足を生じることが明らかとなった為、新たに紙幣を製造することになりました。
新国立銀行券は1、2、5、10、20、50、100、500円の8種類が計画されましたが、結果的に1円と5円の2種類が発行されただけでした。
この古札は価値が高く、古銭の買取市場では高価に取引されていますので、いざというときのために、お手持ちの紙幣の保存状態を定期的にチェックしておくと良いでしょう。
[新国立銀行券]水平1円(しんこくりつぎんこうけん すいへい1えん )
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 明治10年 / 1877年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
新国立銀行紙幣とは、日本各地にある国立銀行が発行していた紙幣のうち、洋式印刷の技術を用いて国内で印刷された不換紙幣のことを指します。
額面は1円と5円が存在します。
紙幣の表面には、殖産興業と富国強兵を象徴するモチーフとして、1円には水兵、5円には鍛冶が描かれており、当時の明治政府の施策をよく反映した紙幣と言えます。
新国立銀行紙幣は、価値の高い古札ですので、換金をお考えの際は、切手買取専門店を利用すると良いでしょう。
新幹線鉄道開業50周年記念貨幣(しんかんせんてつどうかいぎょうごじゅっしゅうねんきねんかへい)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
時代背景 | 平成26年 / 2014年 / 平成時代 | |
素 材 | 銀 |
2014年に新幹線開業50周年を記念して作られたプルーフ仕様の1000円銀貨と初のクラッド技術が用いられた100円硬貨があります。
デザインは1000円銀貨に初代新幹線、100円クラッド貨幣には9種類の新幹線の異なったグラフィックが採用された珍しい硬貨です。
とくに1000円銀貨(箱付)やミントセット100円硬貨は希少性が高いので相場における価値が上がっている今は換金のチャンスです。
お売りをお考えであれば、記念硬貨の価値を正確に評価してくれる古銭・コインの買取店へ依頼すると良いでしょう。
天保小判(てんぽうこばん)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 100,000〜499,999円 | |
時代背景 | 天保8年 / 1837年 / 江戸時代 | |
素 材 | 金 |
江戸時代に鋳造された8番目の小判である天保小判は、ローラーを利用した延金作業が行なわれた初めての小判です。
鋳造技術が向上したため、より美しい小判が作られるようになりました。
天保小判は、背面に打刻される印の組み合わせによって縁起物としても人気があり、意図的に「大吉」という印が入れられた献上用の小判は、非常に価値の高いものとされています。
天保小判をお売りになる際には、その価値をよく理解している、プロの鑑定士在籍の古銭買取店に相談するのが望ましいでしょう。
旧20円金貨(きゅう20えんきんか)
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 1,000,000円〜 | |
時代背景 | 明治3年 / 1870年 / 明治時代 | |
素 材 | 金、 銀 |
明治4年(1871年)に「新貨条例」が制定され、近代国家の仲間入りを果たした明治政府が発行した初めての近代貨幣です。
この旧20円金貨はコレクターに大変に人気がありますが、発行年が明治3年、9年、10年、13年銘があり、一部入手困難な25年銘のプルーフもあります。
売買価格が非常に高額ですので贋作も多く存在していますし、発行年により取引価格も異なりますので、換金をされる際は、古銭の価値を正確に評価してくれる古銭買取買取店へ依頼するようにしましょう。
明治通宝(めいじつうほう )
希少価値 | ★★★★☆ | |
---|---|---|
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
時代背景 | 明治5年 / 1872年 / 明治時代 | |
素 材 | 紙 |
明治通宝は、明治政府によって発行された紙幣です。
この紙幣の印刷は、当時最先端の印刷技術を用いてドイツで行なわれたため、ゲルマン札とも呼ばれています。
明治通宝には、10銭から100円まで9種類の額面がしますが、100円札と50円札に限っては、いまだ古銭市場に出回ったことがなく、その価値は数千万円にもなると予想されています。
貴重な明治通宝ですので、換金する際には古銭買取の専門業者に査定依頼をだして、正確な価値情報を確かめましょう。
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