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秋田銀判

秋田銀判
秋田銀判のイラスト
秋田銀判(あきたぎんばん)は、幕末の文久3年(1863年)11月から久保田藩が鋳造した地方貨幣です。

久保田藩が独自の地方貨幣の鋳造に踏み切った背景には、やはり戊辰戦争が影響していると推測されます。

久保田藩鋳造した秋田銀判には、九匁二分(きゅうもんめにぶ)、四匁六分(よんもんめろくぶ)、一匁一分五厘(いちもんめいちぶごりん)の3種類の銀判がありますが、一匁一分五厘は試作品であったため、現在では非常に希少であり、古銭の価値をつけられないほどです。

古銭の買取市場では、九匁二分が60,000円から90,000円程度、四匁六分が30,000円から40,000円程度で取引されています。

人気のある秋田銀判

秋田銀判 九匁二分(あきたぎんばん くもんめにぶ)

秋田銀判 九匁二分(あきたぎんばん くもんめにぶ):表 秋田銀判 九匁二分(あきたぎんばん くもんめにぶ):裏 希少価値★★★★☆
相場価格50,000〜99,999円
時代背景 文久3年 / 1863年 / 江戸時代
素 材

秋田銀判の九匁二分と刻まれた銀貨は、一両と引き換え可能な地方発行の銀貨でした。

大きさは縦が約80ミリ、横が約56ミリ、重量は35グラムほどあり、かなり大型の銀貨といえます。

銀の含有量は97%とされ、かなり高純度の銀が使われていることがわかります。

しかし、秋田銀判は金属価値以上に、古銭として価値のある物ですので、換金をお考えの際は、古銭買取専門店へまずご相談されると良いでしょう。

秋田銀判 四匁六分(あきたぎんばん しもんめろくぶ)

秋田銀判 四匁六分(あきたぎんばん しもんめろくぶ):表 秋田銀判 四匁六分(あきたぎんばん しもんめろくぶ):裏 希少価値★★★☆☆
相場価格50,000〜99,999円
時代背景 文久3年 / 1863年 / 江戸時代
素 材

秋田銀判の四匁六分は、縦が約67ミリ、横が約39ミリの大ぶりの銀貨です。

幕末に国内の貨幣が不足したため、幕府が鋳造を許可した地方貨幣の一つです。

幕府発行の一分銀が二匁三分でしたから、四匁六分は二分相当として通用しました。

使用されている銀は非常に高品質で、その純度は95%ほどあります。

秋田銀判は、落ち着いた色彩に荒々しい独特のうねりを持つ、魅力的な外見をした古銭です。

この銀判の価値を調べたい場合は、鑑定士が在籍する古銭買取専門店での査定が望ましいでしょう。

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