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中国最初の紙幣

中国最初の紙幣
中国最初の紙幣のイラスト
中国では唐(とう)の時代から、飛銭(ひせん)と呼ばれる役所が発行する手形が流通していましたが、宋(そう)の時代になると、商人たちの間で交子・会子(こうし・かいし)と呼ばれる手形が流通するようになりました。

この交子が中国最初の紙幣であり、世界でも初の紙幣でした。

世界の紙幣が良好な状態で存在していたなら、歴史的にも古銭の価値的にも計り知れないものになったでしょう。

しかし、交子は悪い状態のものでも、現代の日本の古銭の買取市場には出回っていない貴重な紙幣です。

人気のある中国最初の紙幣

法幣(ほいへい)

法幣(ほいへい):表 法幣(ほいへい):裏 希少価値★★★☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 1935年 / 昭和時代
素 材

法幣は中華民国蒋介石政権から1935年11月3日の幣制改革によって政府系銀行が発行した銀行券(不換紙幣)のことです。

中国の法定貨幣として流通しました。蒋介石政権以外の政権からは旧法幣と呼ばれました。

法幣の発行により500年に亘る銀本位制が収束しましたが、大量に発行したことに起因しハイパーインフレを誘発しました。

古銭などを取り扱っているお店で販売しているものもありますが、レプリカも多いようなので、古銭買取のプロの鑑定士に正しい価値を判断してもらうのが確実だと言えます。

交鈔 中統元宝交鈔(こうしょう ちゅうとうげんぽうこうしょう)

交鈔 中統元宝交鈔(こうしょう ちゅうとうげんぽうこうしょう):表 希少価値★★★☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 1260年 / 鎌倉時代
素 材

交鈔とは中国の金王朝と元王朝の時代に発行された紙幣を指します。

元のもとでは1260年から1356年にかけて中国で流通しました。世界初の紙幣としては宋の交子がありますが、交鈔はさらに広範な領域で通貨として流通しました。

宋の交子が当初は鉄貨の引換券だったのに対して、交鈔は当初から通貨として発行されたという特徴をもっています。

中国の貨幣は海外でも人気な場合があるので、古銭の価値がわかる方に査定してもらうと高額価値があるかもしれません。

鑑定士が在籍する古銭買取の専門店での査定が望ましいでしょう。

交子・会子(こうし かいし)

交子・会子(こうし かいし):表 希少価値★★★☆☆
相場価格1,000〜9,999円
時代背景 平安時代
素 材

交子は宋(北宋)に始まる、世界最古の紙幣といわれています。

当時は重い鉄銭が主流でその不便さを解消するために商人たちの組合から紙幣という形で発行されました。

さらにそののち南宋の時代にが製造した紙幣を会子といいます。

もしこのような古紙幣をお持ちなら、レプリカも多いようなので、古銭専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますのでぜひ利用されると良いでしょう。

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