アルミ
五銭アルミ青銅貨(5せんあるみせいどうか)
この五銭アルミ青銅貨は十銭アルミ青銅貨と一緒に発行されました。
軍需用に貴重なニッケルを備蓄するため五銭ニッケル貨を溶かして、代わりに発行されました。
昭和13年の国家総動員法で戦時下となりましたので、素材は国内でもまとまった産出ができるアルミニウムと銅の合金が使用されました。
デザインは一般公募されたものを元にして、表面は菊と桐の紋章、裏面は桜花の半分が左端と右端にデザインされています。
硬貨の価値を知りたい場合は、しっかりと査定できる古銭の買取専門店に査定してもらえると安心です。
菊十銭アルミ貨(きく10せんあるみか)
昭和16年の太平洋戦争で、戦略物資としての銅を確保するためにアルミ100%のこの硬貨が作られました。
表が菊の紋章と枝葉、裏が桜の花になっています。
戦争が長期化してさらに深刻な金属不足となり、ついにアルミニウムの確保のため、昭和16年8月と昭和18年2月に貨幣の量目が変更され、その昭和18年銘を最後に製造が中止になりました。
この2度にわたる量目変更により3種類の量目の異なるバージョンがあります。
お売りの際は専門の買取業者に相談されると公正な査定額を提示してもらえますので、ぜひご利用されると良いでしょう。
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